開放的な家づくりの落とし穴
こんにちは!
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
少し前ですが、手植えでの田植えを初めて経験してきました!
田んぼの中に入った時のヌルっとした感はなんとなく予想出来ていたのですが、実際入ってみると予想以上…。
とうてい長靴では足が思うように抜けず、一歩も一苦労。結果靴下一枚のみ履いての作業となりました。
天候にも恵まれ、明るい陽射し中で一緒にやった仲間と楽しい話もはずみました。
暑くて大変でしたが、やっぱりお日さまの下は気持ちいいですね!
さて、今回は…。
そんな『気持ちいいお日さまの光を家にも取り入れたい』についてです。
これから家づくりを始めるにあたって、多くの皆さんが
「明るくて開放的な家にしたい・・」という思いをお持ちです。
例えば、
一日中太陽の光がサンサンと降り注ぐ
ゆったりとした陽だまりのリビングで、
子供たちと共にのんびりと過ごす休日・・
朝日がたっぷりと射し込む気持ちいいダイニングで、
家族そろってテーブルを囲んで食べる朝食・・
家族みんなの元気な姿を見ながら、
食事の支度をすることが出来る
スペースも調理場も広々としたキッチン・・
今の暮らしでは実現出来ていないであろう
このようなライフスタイルを夢見て、
多くの方が家づくりを始められるのではないでしょうか?
そして、その実現のために、
様々なアイデアを勉強し、工夫を凝らします。
例えば、
LDKを広くしたり、
LDKの窓を多くしたり、
LDKの天井を高くしたり、という風に。
しかし、これらのアイデアや工夫は、
確実にコストは上がるものの、
それだけで明るさや開放感が増すわけではありません。
✔リビングダイニングキッチンを広くつくり過ぎると・・
リビングダイニングキッチンを広くすれば
それだけで開放感が出るような気がするし、
一日の大半を過ごす場所でもあるので、
とにかくこの空間だけは、
出来る限り広くしたいと思われることでしょう。
しかし、単に広いリビングダイニングキッチンは、
実際暮らし出してみると、
スッキリ広々、きれいなリビング、というモデルハウスのような
イメージとはかけ離れたごちゃごちゃな状態に
なってしまうことが往々にしてあります。
というのも、
家族に合わせて、ダイニングテーブルや、ソファーの大きさは
だいたい決まってくると思います。
広い部屋にしようと思うと、広くなるのはソファーとダイニングテーブルの
間の、人が通るためのスペースが広がる事になります。
単に広くしようとする事で、床に余白が出来てしまい、
結果的に、そこに色んな荷物(例えば子どものおもちゃ入れとか)が
置かれる → 散らかる
というパターンが出来てしまうからなんですね。
あるいは、その荷物の収納として棚や家具を置くから、
リビングダイニングが狭くなってしまうのです。
確かに‥と頷きますよね。
実際に建てた後のお家にお邪魔すると、同じパターンの方多いです(^^♪
✔コストとスッキリのバランスを保つアイデア
しかも、コスト面で見ても
リビングダイニングキッチンが広くなれば、
それに伴って家の価格も高くなってしまうし、
余ったスペースに置く家具を購入するとなれば、
その分さらに出費が増えてしまいます
それゆえ、コストも不用意に上げることなく、
スッキリ感のあるリビングを
維持しやすくするためには、
単純に広くつくるよりも
別のアイデアが必要となります。
例えば、子供部屋を1階につくるというアイデアです。
今の家づくりでは、
子供部屋を2階につくることが
当たり前になっていますが、
1階につくるという選択肢があっても
いいのではないでしょうか?
中々イメージが付きにくいかもしれませんが、
子供部屋を1階につくれば、
間違いなくリビングに散乱する
子供たちの荷物を自分たちの部屋に
片付けてもらいやすくなると思いませんか?
この片付けって、、
しょうがないことなのですが、子供って苦手ですよね。
けれど
いつも使うものを、
わざわざ2階まで持ち運びするという
とっても面倒なことではなく、
片付ける場所が近くの距離にあるということで
片付けやすさは歴然と変わると思います。
つまり子供部屋を1階につくることが出来れば、
子供部屋を2階につくるよりは、
遥かにリビングダイニングが片付きやすくなることでしょう。
その結果、スッキリした空間になりやすいし、
散らかってないリビングダイニングは、
ものをどかすというストレスも減り、
掃除も楽なのではないでしょうか?
とはいえ、開放感溢れる住まいにしようと思えば、
リビングダイニングがスッキリしていることに加えて
別の要素も必要なので、
次回は明るく開放的なリビングダイニングにするための、
2つ目のアイデアについてお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに。
それでは、、、