2035年問題と家づくりと
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
2025年になると、団塊の世代が全て後期高齢者となり、75歳以上の人口が、
全人口の5分の1になるということ、耳にされたことはありますか?
そして、その先には今後さらに税や私たちの社会保険の負担が上がっていくことになるのですが、問題はこれだけにとどまらず、さらなる先に問題が起こると言われています。
さて今回は、このような大切な未来の話をしていきたいと思います。
今から14年後の2035年あたりに起こる可能性が高いことをお話ししていくのですが、なんとなくでも想像つくでしょうか?
✔︎不動産価格が崩壊する!?
例えば、不動産価格についてです。
今から14年後の2035年あたりは、実は、団塊の世代の方たちが集中して他界するのではないかと言われている時期です。
そして、そうなると、私たち世代は親の財産を相続することになるのですが、
仮に、相続財産が相続税の控除以上にあった場合、相続税を納めなければいけなくなります。
では、仮にあなたが現金や有価証券の他、土地や建物も相続することになり、相続税を支払わなくてはいけなくなったとして、とてもじゃないけど相続した現金や貯蓄だけでは相続税を支払えないとしたらあなたはどうしますか?
シンプルに言えば、困ると思います。
突然降って湧いて出た話ですしね。
すぐに売れるような不動産ならまだしも、不動産はそう簡単に売れるものでもないですよね。
このことが生み出す現象は、“多くの方が、相続税が払えず相続放棄せざるを得なくなり、たくさんの不動産が市場に溢れ飽和状態になり、不動産価格が崩れる”ということです。
あるいは、相続放棄しないとなれば、そして、自分自身が土地を買って家を建てているとしたら、その不動産とともに住むわけでもない不動産まで所有することになるので、維持管理に手間がかかると同時に、固定資産税の負担が莫大に増えてしまいますよね。
✔︎実家の土地に家を建てるという選択肢
これをふまえ、解決策をと考えると、実家の土地に家を建てるということが挙げられるのではないかと思います。けっこう現実的な話ではないでしょうか。
土地を買って家を建てるとなれば、場所や広さによっては1000万円以上かかり、
これを全てローンでまかなうとしたら、毎月の負担が3万円も上がってしまうことになるのに対し、実家の余っている土地や場所に家を建てることが出来るとしたら、この3万円という負担を抑えることが出来、このお金を貯蓄に回すことが出来ますよね。
また、実家の土地に建てるとなれば、土地の固定資産税を親御さんが払ってくれるかもしれないですし、子供の面倒も見てもらいやすいため、もしかしたら保育料も浮くかもしれません。
家計を協力し合えば、食費や雑費などもけっこう節約出来るかもしれません。
そして、新たに土地を購入しなかったことで、将来、維持管理しなければいけない不動産も減ります。
つまり、貯蓄に回せる部分が増え、今まで以上にもっと貯蓄が出来るかもしれないというわけです。
もちろん、家庭のご事情が個々にあると思うので、一概には言えませんが、仮に、いずれかの実家の土地が空いているとしたら、それを使うという選択肢も持ち、資金面と照らし合わせつつ家づくりの計画を立てることも検討していただければと思っています。
とは言うものの、土地を買わなくて良くなった分、家の予算を上げてしまって
結局貯蓄する余裕がなくなったのでは、何をやっているのやらという感じなので、たとえ土地を買わない場合でも、家の予算はやはりシビアに考えていただければと思います。
それでは、、、!(^^)!