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デザイン 2021.01.28

散らかりにくい家のつくり方

こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
年末の大掃除…に加え、断捨離なんかもさせた方も多いのではないかと思います。それから少し日が経った今、部屋の様子はどうでしょうか?
どうしても置きやすい場所に決まったものが置いてあったりして雑然としていませんか?こういったことを上手く解決するには、やはりその家の収納場の間取りの作り方を考えておくことが大切です。
家づくりの視点からお伝えしていきます。

“せっかく家を建てても、多くのご家庭のリビングダイニングキッチンが半年もしない間にたくさんのモノでごった返してしまう”ようにどうしてもなります。
ある程度、新しい生活にも慣れてきて、ふと…こんなはずじゃなかったのに…という思いだったり、収納多めに作ったのになぜ?…なんて色々なことが出始める時期ですよね。

確かに、リビングダイニングキッチンは、家族みんながほとんどの時間をそこで過ごすため“この空間がいつもキレイに片付いている”なんてことは、普通に考えるとあり得ないことかもしれません。
毎日使う場所ですからね。

しかし、家具や内装にもこだわったその空間をなるだけスッキリと、かつキレイに保ちたいという願いは、家を建てる誰もが共通してお持ちなのではないでしょうか?
更に今はSNSでも気軽にそういったスッキリとして部屋も見えるので、少し比べてしまったりもしてしまいますよね。

そして、そのためには、掃除・片付けをこまめにする必要があるのかもしれませんが、その状態を継続して保ちやすくするためには、そもそも散らかりやすくなってしまう原因を間取りで解決することが必要不可欠です。

では、そもそも家が散らかりやすくなってしまう原因とは一体何なのかを一緒に考えていきましょう。

✔︎原因その1:プライベートルームが全て2階にある

一般的に家は、“1階がパブリックスペース”“2階がプライベートスペース”であることを前提として間取りがつくられます。

つまり、寝室も子どもたちの部屋も全て、当たり前のように2階につくられているということです。しかし、子どもたちは建てたすぐから自分たちの部屋をフル活用するでしょうか?

また、自分たちの荷物をわざわざ自分の部屋まで片付けに行くのも取りに行くのも非常に面倒くさいため、いつも使うものは全ていつも居る場所の近くに置くようになります。これは子どもの年齢に限らず言えることですよね。
つまり、リビング付近にどんどんモノが増えていくというわけです。

さらに、子どもたちはもちろんもこと、あなた自身もいつも着る服やパジャマをわざわざ2階の自分の部屋まで持って行ったり、取りに行ったり…はしますか?

恐らくそれ以外にしなければならない家事などもあって、後回しにしがちですよね。そして、正直面倒くさくも感じますよね。

その結果、ダイニングチェアーやソファーにはいつも着る服が掛けられていたり脱ぎっぱなしで放置されていたりという状態になってしまいます。

✔︎原因その2:収納のつくり方が悪い

そして、2つ目の原因が、収納のつくり方が悪いことです。

例えば、一般的な家は2階にスペースが余りがちなので、1階にあまりつくれない収納を2階で補おうとするのですが、そもそも1階に収納がなかったり収納が少ないことも問題です。

また、至る所に分散してたくさん収納をつくるの、決してオススメ出来ない収納のつくり方です。

非常にモノの管理がしにくく、どこに何を置いたか分からなくなってしまうため、モノがなくなりやすく、そうなれば無駄な出費が増え、かつモノがどんどん増えていき、収納不足を招き、悪循環なってしまうからです。

さらに、奥行きが深い収納をたくさんつくることも、決してオススメしません。

奥行きが深い収納は、手前のスペースが全てデッドスペースになってしまうため、見た目ほど収納することが出来ないからです。

また、そのデッドスペースにモノを置いてしまうと、奥に置いてあるモノが分からなくなったり忘れてしまうため、さらにモノが増えてしまい、
その結果、さらなる収納不足を招く原因になってしまうからです。

収納に関しては、多くの方が知らず知らずの間に、これら3つの間違いを犯してしまっていると思います。この3つについては、みなさんが一度は経験されたことだと思います。これらが、家全体の片付かないに繋がっていくのですよね。

共働きが当たり前となった今は、こういった家事(片付けや掃除)の負担をいかに減らすことが出来るかは家を建てる全ての方にとって非常に切実で、大切なコトだと思います。

このようなことも、家づくりをされる時には考えながら、進めていただければと思います。
きっとあなたの片付けや掃除の手間を大幅に楽にしてくれるはずですよ!

それでは、、、!(^^)!