住宅ローンで気をつけるべきこと
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
『実は、住宅ローンで破綻するケースをみると、ボーナス払いでつまずいてしまう人が多い。
特に、バブル崩壊後にはローン破綻が続出したが、その多くがボーナス返済で行き詰まり、やがてローン破綻につながったケースだったといわれる。
そのため、最近ではボーナス返済利用者が減少傾向にあるが、それでもフラット35利用者の調査では、10年ほど前には全国平均でもまだ2割程度の人がボーナス返済を利用していたし、2018年の調査では12.6%に下がっているが、三大都市圏以外の地方圏では17.6%と2割近い人たちがボーナス返済を利用している。
大都市に比べ給与水準がさほど高くないため、ボーナス返済を利用しないと返済が難しいためだろう。 』
これは少し前の経済新聞に掲載されていた記事なのですが、公務員の方ならともかく、それ以外の職業の方は正直、住宅ローン返済でボーナス払いを選ぶべきではないと、個人的には思っています。
と言うのは、ボーナスというのは、企業の利益あってこその報酬なので
今回のコロナショックのような不測の事態が起こった時にはなくなってしまう可能性も大いにあります。
また、これから先はそもそも企業自体がずっと存続する保証もないからです。
その理由は、これから生まれてくる子供たちの85%は今存在しない仕事に就くようになるかもしれないと言われているぐらいですからね。
ですが、この記事に隠れている問題は、ボーナス払いかどうかというところより、
むしろ、そもそも収入に見合わないローンを組んでしまっているところではないでしょうか?
✔︎資金計画を甘く見てはいけない!
家づくりの肝となるのは、間違いなく資金計画です。
そして、資金計画をするにあたって、知っておくべきことが家を維持していくためには、一体どんな費用が必要なのかと、将来の進学資金や老後資金に一体どれくらいの費用が必要なのかを同時考えることです。
家を維持していくためには、固定資産税がかかりますし、地域によっては都市計画税がこれに上乗せしてさらにかかります。
また、賃貸住宅の時は、家財にだけ火災保険を掛けておけばよかったですが、家を持つと建物の火災保険も入らないといけません。
さらに、家を維持していくためには、定期的なメンテ費用も必要だし、老朽化による修繕コストも必要となります。
エアコンや冷蔵庫、洗濯機、給湯器といった家電製品も10〜15年で寿命となりますしね。
教育資金についても今のうちから考えておくべきです。例えば、大学に進学させるのか?そして、進学させるとしたら国公立限定なのか私立も選択肢にあるのか?など。
また、そして、家から通わせるのか?県外に行ってもいいのか?といった様な選択一つで、大きく違ってきますよね。
お子さまの人数が多ければ多いほどこの部分は特によく考えるべきですよね。
老後資金についても、同じようなことが言えます。
そもそも退職金はありそうなのか?年金はどれくらいもらえそうなのか?夫婦2人で掛かる生活費はどれくらいなのか?そして、不足しそうな資金がどれくらいのか?そして、その不足資金を補填するのか?年金を何歳からもらうようにするのか?一体いつまで働き続けるつもりなのか?などなど、あげるときりがない程、出てくるわけです。
✔︎思っている以上に予算が厳しいのが当たり前
そのため、これらを踏まえた上で家の予算を決めていくと、自分が考えていたよりもはるかに少ないという厳しい現実をもしかしたら突きつけられるかもしれません。それくらいに思っていた方があとのダメージのことを考えると、良いのではないかと思います。
しかし、それが現実なのでそれを受け止めた上での予算の中で出来る家づくりをしなければいけません。
これからの暮らしのカタチをご夫婦でよく話し合った上で資金計画を行い絶対に無理のない予算で家を建て頂き、仮に不測の事態が起こってもあたふたしなくてもいいような準備をしていただきたいと思っています。
それでは、、、!(^^)!