平屋の良いところと悪いところ
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
お花見の時期が近づいてきましたね。家族団らんでお家花見!なんだか楽しそうだなぁと思ったのですが、どういったお家だったら実現できそうでしょうか。
そんなことを考えるだけでもワクワクするのですが、今回は魅力の多い「平屋」についての内容です。
家の基本は『平屋』なので、『平屋』がその敷地におさまり、かつ暮らしの快適性に支障をきたさないのであれば、そうすべきだと考えます。
というわけで、今回は平屋について、良し悪しの両面から考えていきたいと思います。
では、まずは平屋の悪い面、懸念する点についてからお伝えしていきますね。
良い面、メリットについては、次回お伝えする予定です!(^^)!
✔︎平屋の懸念点
その1:高いのではないか?
平屋に興味はあるし、住みやすそう…と思っていても多くの方が当たり前のように2階建てのお家を建ててしまう原因の一番がこれではないでしょうか?
住宅会社に行くと、当たり前のように“平屋は高いですよ!”と言われますしね。
住宅会社にそう言われると、なおのことそういう思いが強くなりますよね。
その2:土地がかなり広くないとダメなのではないか?
そして、これも1と同時に考えてしまう懸念点ではないでしょうか?
実際、住宅会社や不動産屋からそう言われたことを理由に平屋を諦めざるを得なくなった方も数多くいらっしゃることと思います。
その3:家に囲まれている場合、暗くなるのではないだろうか?
そして、周囲が家に囲まれているところで平屋を建てた場合、家が暗いのでは?と考えるのも当たり前のことです。
実際、2階建てに比べて敷地いっぱいに建てる平屋の場合、光の採り込み方に工夫をしなければ、周囲の建物に光を阻害されてしまい、家の中が暗くなってしまいます。
その4:予想を上回る増水時に逃げ場がないのではないか?
2階をつくっていないと、もしもの時に逃げ場がないので困るのではないか?
ということも平屋の懸念点ですよね。
実際、もしもの時のことも考慮して可能な限り敷地を高く設定はするものの、予測不能な事態は、文字通り予測不能なため、これに対する不安を完全に払拭することは正直難しいことです。
✔︎懸念点の対処法
以上が、平屋に対して感じる壁だと思いますが、1〜3に関しては、全てただの誤解であり、家づくりの進め方によって払拭出来ることばかりです。
まずは、一つ目の平屋は高いという認識ですが、これに対する解決策は自分にとって不要だと思うところや、無駄だと思うところを削ることによって余分なコストをカットすることが出来していくことで、解決が出来ます。
つまり、必要なところはしっかりと残しながらも、家をコンパクトにするということですね。
例えば、2階建ての場合、1階に余分に和室をつくろうとしますが、全ての部屋が1階にある平屋の場合、わざわざ余分に和室を作る必要はないと言うことです。
常時使っていない子ども部屋を和室の代わりに使えばいいからです。
また、2階建ての場合、どうしても2階にたくさん廊下が出来てしまうのですが、平屋にすれば、この廊下をカットしやすくなり、コストカットにつながります。
部屋の広さに関しても、コスト面も考慮して広さを検討することが大切です。
子ども部屋にせよ、寝室にせよ、寝るだけの部屋として考えれば、それほど広くなくてもよいですよね。
こういった工夫を積み重ねた結果、住み心地や使い勝手に一切支障をきたすことなく、2階建てと同じくらいか、あるいはより安い価格で平屋を建てることが出来ます。
さらに、家がコンパクトになれば、これに連動して土地も小さく出来ますよね。
坪数で言うと、50~55坪くらいです。
家がコンパクトになれば、このくらいの土地でも平屋を建てることが出来ます。
つまり、一般的な分譲地でも、充分平屋を建てることが出来るというわけです。
しかし、土地が小さくなった場合、より懸念されることが、“家が暗いのでは?”という点ですよね。
この答えに関しては、“日当たりが良い土地を買う”という結論に安易に至ってしまいがちですが、実は、それは正しい答えではありません。
日当たりが良い方向に大きな窓をつくれば、家の中が丸見えになってしまうため、カーテンによって、視線とともに光まで閉ざしてしまうからです。
この正しい答えは、土地に合わせて設計することです。
(このことについては、これまでのいくつかのブログにも書いてありますので、ぜひ読んでみてくださいね。)
つまり、先ほどの土地の場合だと、丸見えにならないようにしつつ、光を確保するためにはどうすればいいかを考えるべきだということですよね。
しかし、これが出来れば、土地の良し悪しに関わらず、どんな土地でも明るく開放的な家を建てることが出来、たとえ周囲が家に囲まれた分譲地だとしても、明るく開放的な平屋を建てることが出来るということが言えます。
今までのお伝えしたことから、世間一般で言われている平屋の懸念点は、ほぼ設計によって解決可能であるということを知っていただけたかと思います。
今後の家づくりの参考にしてくださいね。
ということで、次回は平屋のメリットについて。
平屋のメリットってたくさんあるんですよ。
お楽しみに♪ それでは、、、!(^^)!