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デザイン / 間取り 2021.03.24

平屋の良いところと悪いところ その2

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

前回お伝えさせていただいた平屋の懸念点を、ほぼ完全に払拭出来るとしたら、そして、家を建てようとお考えの土地が、平屋を建てることが出来る土地だとしたら、多くの方に「平屋」を選択して頂きたいと考えます。

 

というのも、「平屋」には数多くのメリットが存在するからです。

 

そして、それらのメリットはすべてあなたの暮らしをより豊かなものにしてくれる要素だからです。

 

まず、平屋にすることのメリットは、家が強くなるということですよね。

 

前回の内容で予測不能な事態についても少し触れましたが、地震の時はもちろんのこと、日常的に受ける風や台風時の強風による揺れ、そして重量車両の通行よる振動などの影響を2階建てに比べて遥かに受けにくいとも言えます。

 

また、平屋には2階がないため、上からかかる荷重も少なくなり、これもより構造が安定する大きな要因となります。

 

2階建て住宅は、2階に仕切りが多くなり重くなりやすい上に、ベランダが南にせり出してしまうことなどから、余計バランスが悪くなりがちです。

 

家事が楽であることも、平屋であるがゆえの大きなメリットです。

 

例えば、洗濯の一連の作業に着目してみると、2階建ての場合は、日当たりのことなどを考えると、階段の上り下りをすることが当たり前となりますが、平屋の場合は、アパート同様にワンフロアで全ての作業を行うことが出来ます。

 

また、取り込んだ洗濯物を置いておくスペースも確保しやすく、片付ける作業もずいぶんと楽になりますよね?

いつも過ごす場所と同じフロアに全ての収納があるわけですからね。

 

片付けに関しても、子ども部屋が2階にあるのと1階にあるのとでは、圧倒的な違いを生じさせるのも家を建てる全ての方が知っておくべき事実です。

 

わざわざ階段を上がって片付けに行かねばならないのと、同じフロアで、かつすぐ近くに片付けられるのとでは、子供だけに限らず私たちでさえも、面倒臭さに圧倒的な違いがあると言えますよね。

 

その結果、リビングダイニングのスッキリ具合にも大きな差が生じることになります。

 

この時点でも想像しただけで、過ごしやすい家だと思っていただけるかと思いますが、まだメリットはありますので、お伝えしていきますね。

掃除についても言えます。

まず、平屋には階段がないわけですし、バリアフリーが当たり前の現在の家では、ルンバが勝手に全体を掃除してくれますよね。

さらに、先程お伝えしたように、平屋は片付けもしやすい家になりやすいため、そうなれば、なおのこと掃除の手間を減らすことが出来ます。

 

そして、家族の成長に合わせて住み替えやすいというのも、平屋ならではのメリットです。

 

例えば、子どもたちが小さいうちは、子ども部屋は客間も兼ねて使うことも出来るし、子どもが思春期に入ると、自分の部屋として使えるようになります。

 

そして、子どもたちが巣立った後は、大容量の収納として使っても良いですし、あなたの部屋として使うことも出来ますよね。

 

要は、建てたすぐはもちろんのこと、いつまでも全ての部屋を無駄なく使うことが出来る、いわば無駄がない家にしやすいということです。

2階だと、中々こういった使い方が難しいですよね。例えば、2階の子ども部屋を将来、私たちが老後使うというのは、年齢的なことも考えても少し、難しいように思います。

 

さらに、家づくりの無駄な出費を抑えられるというのも平屋ならではの大きなメリットです。

 

1階に部屋が足りないことを理由として、老後に増築する必要がなくなるからです。

洗濯干場だって、最初からずっと1階だから、新たな設置費用だっていらないわけです。

 

いかがでしたでしょうか。暮らしという面で考えてみると、安心や安全面でも平屋は非常に優れているし、使いやすさに関しても非常に優れています。

 

また、経済的な側面で考えてみても、やがて迎える老後の無駄な出費を減らすことが出来るのも、平屋が持つ、隠れた大きなメリットです。

 

ですから、もちろん敷地にもよるということはありますが、2階建てありきで家を考えるのではなく、「平屋」を基本として、家づくりを考えていただきたいと思います。