こんにちは。

「シンプルノート　鳥取スタジオ」です。

 

ストレスを感じることなく自宅で快適に過ごしていただくためには、家事にかかる負担が軽減出来ていることも大切な条件の1つではないでしょうか？

 

家事は毎日のことですし、それが家を建てた時点で効率よく出来るような考えた間取りになっていれば、それからの住み続ける長い期間、ずっと困らないということです。

 

というのは、共働きが当たり前となった現在、仕事・家事・育児の全てをこなさなければいけない奥さんが、なかなかゆっくり過ごすことが出来ないからです。

 

もしこのブログを奥さまが見ておられたら、きっと画面越しで深くうなずかれている方多いと思います。（笑）

 

それゆえ、家づくりをする時には、家事への負担を合理的に軽減出来る間取りづくりをしなればいけません。

 

例えば、毎日しなければいけない洗濯では、いかに『干しに行く手間』と『取り込み片付ける手間』の両方をカット出来るかが負担軽減のカギとなるわけですが、実際これを実現出来ているお家は、一体どれくらいあるのでしょう？

 

もし、洗濯物を2階に干しに行くのであれば、その動線は決して短いとは言えません。

 

1階の北に位置する脱衣室から、2階の南に位置するベランダまでの、最も長い距離を毎日持ち運びすることになるからです。

 

歳をとって足腰を痛めると、この動線距離と階段はかなり辛いものとなるかもしれませんよね。

 

また、2階への持ち運びが面倒だからと、キッチンや脱衣室に勝手口をつくり、隣との間に洗濯テラスをしつらえ、そこに干しているお家もありますが、これは移動距離こそ短くなったものの、逆に取り込む作業に手間がかかることになります。

 

2階のベランダであれば、そのままベランダに直結している部屋に洗濯物を取り込むことが出来るのに対し、この動線では、勝手口を通じて外と中を何度も出入りしないといけなくなってしまいますからね。

 

冬場は特につらいのではないでしょうか。

 

さらに、ベランダにせよ、洗濯テラスにせよ、隣近所からその姿が丸見えになってしまうため、ノーメイクやパジャマの状態では、その作業をやりづらいというデメリットもありますよね。

 

昼間、干しっぱなしになっている洗濯物が風でどこかに飛ばされてしまうことだって充分あり得ます。

 

それが学校関係の子どもの物だったとしたら…少しぞっとしますよね。

 

そして、取り込んだ衣類の片付けに関しても、よく考えて収納をつくることも実は大切です。考えずにつくってしまうと、これもまた、洗濯作業の無駄な負担を増やす原因となってしまい、さらには油断するとすぐ洗濯物が散らかっているいつも片付かない家をつくりあげてしまう原因になるかもしれません。

 

それゆえ、洗濯という家事1つをとっても、一連の作業全体のことを考えた上で、間取りを考える必要があります。

 

✔︎片付きやすいかどうかも間取り次第

掃除や片付けなどの負担を減らすことも、快適な住まいにするためには、漏らしてはいけない大切な要素ですが、これを考えるにあたって最もやってはいけないコトが、手当たり次第に収納をたくさんつくることです。

 

収納をたくさんつくってしまうと、床面積が大きくなり、結果、家のコストが跳ね上がってしまいます。

 

それゆえ、片付けの負担を減らすためには、やはり“合理的”に間取りを考える必要があります。

 

例えば、いつも過ごすリビングで使うものは、細々としたものばかりだと思いますが、これらが管理しやすい収納とは、一体どのような収納でしょうか？

 

決して、奥行きが深い収納ではないと思いませんか？

 

手前にモノを置くと、奥のモノが分からなくなってしまい、そうなれば無駄な出費の連鎖を生むし、奥のモノを取り出す時もいちいち手前のモノを出さないといけないですかよね。

 

また、あちこちに分散してつくられた収納でもないと思いませんか？

 

みんながそれぞれ適当に片付けようものなら、いつの間にかどこに何があるか分からなくなってしまうのです。

 

例えば、リビングに散らかるもののほとんどは、子どもたちのものなのですが、収納を増やすことなくこれを解決するためには一体どうすればいいでしょうか？

 

その答えは、住み始めたすぐから子ども部屋を使いやすくすることだと思いませんか？

 

では、子ども部屋を2階につくることはどうでしょう？

掃除に関しては、片付けやすく散らかりにくい家をつくることが出来れば、とってもスムーズにすることが出来ますよね。

 

それに加えて、ホコリが溜まる場所を減らせば、さらに掃除の手間をカット出来るので、使う必要がない無駄な材料はどんどん省いていけばコストを省きながら、掃除の手間まで省けるというわけです。

 

いかがでしょう。やはり前回の内容と同様に、当たり前と思っていることについて少し考え方を変えてみることが大切ですよね。

 

また、適性の定義を、家の中の温熱環境だけだと思い込みがちですが、より高い快適性を実現するためには、それだけではなく、前回お伝えさせていただいた光と開放感とプライバシーの確保を同時に実現すること、そして今回お伝えさせていただいた日々の負担をいかに減らすことが出来るかが非常に大切な要素だと考えています。

 

ぜひ、こういったことを意識してみてくださいね。

 

本当に暮らしやすい快適な家を実現するために。

 

そして、そのカギを握っているのは、やはり“間取り”です!(^^)!

 

それでは、、、また。