庭の工事費用を増やしてしまう3つの要因
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
実は、家づくりの資金計画を最も狂わせやすいのは、外構工事(庭づくり)と言っても過言ではありません。
というのも、最初の資金計画の段階では、家の予算を圧迫しないようにするために、少なめに予算を設定するものの、いざ打ち合わせ段階になると、あれやこれやとたくさんの要望が生まれてくるのがこの外構工事だからです。
それゆえ、せっかく立てた資金計画を狂わさないようにするためにも、この外構工事費用が膨らまないように、家づくりを計画していかなければいけません。
まず、外構工事の予算を膨らまさないようにするためには、①敷地に無駄に多くの余白をつくらないようにすべきです。
そして、そのためには、2階建てありきで家づくりをするのではなく、平屋を基本として家づくりをするようにすべきです。
つまり、これは敷地を有効利用しながら家づくりをすべきだということです。
例えば、あなたが家を建てる土地が50坪として、そこに1階だけで30坪まで建てて良いとしたら、また、あなたが建てようと思っている家がその面積より小さくて済むのであれば、2階建てという選択肢だけじゃなく、平屋という選択肢も考えてみてもいいということです。
(もちろん駐車場の兼ね合いもあります)
28坪(延床面積)に総2階建ての家を建てるのと、28坪の平屋の家を建てるのでは、敷地の残り面積は14坪も違ってくるわけですからね。
つまり、敷地を有効利用し1階を大きくすれば、単純にその分外構工事費用が安くなるというわけです。
また、敷地に無駄な余白をつくらないためには、②無駄に広い土地を買わないことも非常に大切なことです。
土地が広くなれば、必然的に境界の距離も長くなってしまい、結果その工事費用もかさむことになり、敷地に出来る余白もよりいっそう増えてしまい、工事面積がその分増えてしまうからです。
また、土地の面積を広げると、土地取得費と外構工事費用を高くしてしまうだけじゃなく、後々ずっと払い続けることになる固定資産税も高くしてしまうということです。
つまり、イニシャルコストを高めるとともに、ランニングコストをも高めてしまうというわけですね。
こういったランニングコストについて、中々家づくりの最中に知っても引き返せないことでもあるので、始めに知っておくことが重要だと思います。
そして、庭が広い分、草抜きや庭の手入れにも、余分な手間がかかってしまいますしね。
いざ住み始めると、余裕がなければ、中々、庭の手入れまで行き届くことが難しかったりしますよね。
そして、外構工事費用を膨らまさないために、なにより大切なことは、③庭に余分な工事をしなくていいような家を建てることです。
例えば、明るさを確保するために、周囲に向かって大きな窓をつくることが家づくりでは当たり前となっていますが、このようなお家は、実際それほど明るくない場合がほとんどです。
外から丸見えになってしまうため、カーテンを閉め切ってしまうからです。
また、厳しい日差しを避けるため、常時シャッターを閉め切ってしまうからです。
では、カーテンやシャッターを閉め切らずに暮らそうと思えば、明るくて開放的な家で暮らそうと思えば、一体どうすればいいのでしょうか?
そして、この場合、大きな窓の向こうには、それなりの目隠しをする必要がありますよね?
やはりそのためには、植栽や塀などに費用を掛ける必要があります。
そして、これらの工事費用は、思っている以上に多額な工事費用が必要となり、その結果、予算が大きく狂ってしまう、というわけです。
つまり、庭に余分な工事をしなくていいようにするためには、明るさと同時にプライバシーも確保出来るお家を建てる必要があるということです。
プライバシーが確保されたお家は、カーテンにかかるコストも大幅にカット出来ますよね。
大きな窓を周囲から丸見えにならないようにつくるからです。
プライバシーが確保されたお家は、周囲に向かってつくる窓は、主に風を採り込むことを目的としているため、小さめの窓が中心となっており、結果的に周囲からの視線を気にする必要がなくなり、かつ、周囲から間取りが全く分かりません。
小さめな窓であれば、掃除もしやすいですよね。
そして、なによりプライバシーが確保されたお家は、家の外観が美しくなります。
それは、周囲に向かってつくる窓が少なくなるからです。
その結果、家の外観を惹き立てるための装飾をする必要が一切なくなり、必要最小限の外構工事だけすれば済みます。
また、家の外壁が境界につくる壁と同じ役割を果たしてくれることになるため、境界工事にかかる費用をも抑えることが出来ます。
いかがですか?あまり聞いたことのない発想じゃなかったでしょうか?
つまり、この3つのルールを守れば、外構工事の予算を最小限に抑えることが出来、資金計画で設定した予算を大幅に狂わせるようなこともなくなるということです。
大切なお金を効率よく使い、無駄に多く使わないようにするためにも、ぜひこれらのことを覚えておいてくださいね。
それでは、、、!(^^)!