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間取り 2021.04.21

西向きの土地のメリットとデメリット

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

日中は暖かいのに、夜になると寒さが辛い日がここ最近、続いていましたが、みなさん、体調は崩されてないですか?

冷気はやはり大きな窓から入りやすいですし、季節によっても風の通りは違いますので、窓の大きさや位置などはやはり大切になってきますよね。

 

前回、東向きの土地について、メリットとデメリットを踏まえながらお伝えさせていただきましたが、引き続き今回は西向きの土地について、お伝えしていきたいと思います。

 

まず、西向きの土地のメリットと考えられていることが、『居住スペースを全て南に配置出来る』ということです。東向きの土地と全く同じですね。

 

しかし、東向きの土地同様に、全ての部屋を南に配置した場合、2階はまだしも、1階の南の窓から見える景色は、南に建っている家の裏側となりますよね。

 

つまり、給湯器やエアコンの室外機置き場、また、ゴミ置き場となっているだろうゴチャゴチャした汚い景色を眺めて過ごすことになるというわけです。

 

あるいは、それを避けるために、常時カーテンを閉めておくか、余分なコストをかけ目隠しや植栽などをつくり、その汚い景色を防がざるを得なくなってしまいます。

 

また、西向きの土地は、午後からの日当たりが良さそうに思いますが、その恩恵を受けるために、西面に大きな窓をつくってしまうと、厳しい西日をずっと浴び続けるということにもなりかねません。

 

となると、夏場は家の中が暑くなりやすくなり、その結果、光熱費がかさむことに繋がってしまいます。

 

厳しい紫外線を浴び続けることによって、床材や家具やカーテンなども焼けてしまいますよね…

 

空気の入れ替えが出来るようにと、窓のあるウォークインクローゼットなんかも要注意かもしれませんね。

 

そして、結局、それを防ぐためにずっとカーテンを閉めっぱなしにせざるを得なくなってしまいます

 

東向きの土地と同じように、周りの人の目も気になるわけです…

 

結果、家の中が薄暗くなり日中ずっと照明が必要な家になってしまいます。

 

さらに、西向きの土地は東向き土地同様に、隣家が近くに建っているにもかかわらず、一番南にリビングを配置しようとすれば、光がほとんど入ってこなくなってしまいます

 

結果、西からの光も南からの光も充分に採り込むことが出来ない家になってしまうというわけです。

 

東に家が建っている場合、午前中も光が採りにくいですしね。

 

西向きの土地で住みやすい家を建てるには?

 

つまり大切なことは、周囲から丸見えにならないようにしつつ、家全体が明るくなるように、どのように採光を確保するのか?ということです。

 

『プライバシーと明るさを両立させる』というわけですね。

 

そしてそのためには、接道面である西の窓を最小限にしながらも、リビング・ダイニング・キッチンはもちろん、洗面脱衣室や寝室・子供部屋が明るくなるように窓をつくることが出来るよう間取りを考えなければいけないわけですが、これを実現するためには、以下のすべてを頭の中からリセットしていただく必要があります。

 

1.居住スペースは全て南に配置する

2.日影には家を建てない

3.子供部屋は2階につくる

4.水回りは基本的に北に配置する

5.階段は日当たりが良い南にはつくらない

 

多くの方がこれらを前提として家づくりをしてしまうのですが、実は、これらは住みにくい家をつくる大きな原因にもつながります。

 

まずは、これらの固定概念を頭の中から一旦取り除いていただき、工夫をして家づくりをするということが大切と言うことを知って頂けたらと思います。

 

そして、それが出来れば、間取りの選択肢が一気に増えるし、土地選びもずいぶんと自由度が増します。

 

土地選びの自由度が増す理由は、この固定概念さえなくなれば土地の日当たりの良し悪しに関係なくどんな土地でも光が差し込む明るくカラッとした家を建てることが出来るからです。

 

ということで、西向きの土地でも、間取り次第で明るくて住みやすい家にすることが出来るので、西向きのネガティブなイメージは削除して頂き、土地選びをしていただければと思います。

 

ご相談も含め、お問い合わせお待ちしています。

それでは、、、!(^^)!