BLOG

その他 2021.05.28

省エネ住宅を勘違いしていませんか?

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です

 

今日は、家づくりを今までとは少し違った目線で考えて頂けたらと思います。

電気代は家を保つためには、一生かかってくるものですし、重要視していただきたいと弊社でも思っています。

一緒に考えていきましょう。

 

『省エネルギー住宅』と聞くと、とっても耳障りがいいし、大幅に電気料金が抑えられそうなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

しかし、家の高性能化は、そこで暮らす快適性はグンとアップするものの、電気料金を大幅に抑えられるわけではありません。

 

つまり、『省エネルギー住宅=快適なお家』ではあるものの『省エネルギー住宅=電気料金が安い家』ではないということ、なんですよね。

 

どうしても言葉だけでイメージすると、少し違った認識になってしまうことがあるので、気を付けなければです。

 

その理由は、家庭で使うエアコンの年間消費量は、実は、全体の電気消費量のわずか28%しか占めていないからです。

 

仮に、年間の電気料金を120,000円とすると、(毎月平均10,000円の計算です)

エアコンが占める割合は、年間で33,600円だということですね。

 

市場の調査によると、エアコンが占める割合は、70%ぐらいだという結果が出ているので、実際はイメージの半分以下ぐらいしか電気料金がかかっていないということですね。

 

 

では、何にそんなに電気料金がかかっているのか?

 

この結果が示しているように、イメージ的には、家の高性能化は大幅な電気料金の削減につながると考えてしまうことでしょう。

 

しかし、冷暖房以外にかかっているその他72%のものには、家の高性能化によって削減出来るものがないため、大幅な電気料金の削減にはつながりません。

 

では、電気の消費量の高いものをあげていき説明していきますと、例えば、最も電気を消費するものは、“冷蔵庫”なのですが、家の高性能化によってこの電気料金は安くなるでしょうか?

 

また、続いて電気を消費するのは、“照明器具”なのですが、家の高性能化によってこの電気料金は安くなるでしょうか?

 

テレビもエアコンよりも電気を消費するのですが、家の高性能化と相関関係はあるでしょうか?

この他、給湯器はエアコンと同じぐらい電気を消費するのですが、これも家の高性能化と相関関係はあるのでしょうか?

 

どうでしょうか?

残念ながら、あまりどれも全く関係ありません。

 

 

電気料金を安くするための方法

 

 

しかし、電気料金は、終わりがある住宅ローンと違い一生払っていかなくてはいけない費用です。

それゆえ、家づくりをする時には、この費用についても真剣に考えなければいけません。

もちろん、“快適な住まい”にもしながらです。

 

また、今後は、電気料金が上がっていくことが予想されます。

 

実際、電力の自由化をした国は、例外なく全ての国が、電気料金が上がっているし、太陽光発電の売電収入は国民全ての電気料金から全て支払われていますが、このチャージ料金も年々上がっていっているからです。

(現在は、電気料金の10%強を占めています)

 

それゆえ、これから家づくりをされるなら、家の予算や住宅ローンはもちろん、この電気料金のことにも目を向けなくてはいけませんし、そのために、前向きに考えていただきたいのが、『太陽光発電の設置』です。

 

しかし、太陽光発電には、肯定的なイメージよりも、否定的なイメージが蔓延していることもあって、一体、どの情報を信じていいか分からなくなっているでしょうし、その断片的な情報では、なかなか前向きに考えることが出来ないでしょう。

 

新築してまもない家に、太陽光発電の営業の方が何社も来る…というのも聞いたこともあります。

 

実際に太陽光発電をされている周りの方に実情を一度聞いてみるのも良いともかもしれませんね。

 

それでは

、、、!(^^)!