キッチン周りを安易に作らない
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
現在は、以前に比べ、対面式のキッチンが多くなり、且つキッチンと居間を分離しない、広々としたリビングダイニングキッチンが家づくりの主流となっています。
その理由の1つが、いくつものコトを同時に兼ねながらこなすことが出来る便利さです。
キッチンで作業をしながら、ダイニングテーブルで勉強する子どもの姿やリビングで遊ぶ子供たちの姿も見えるし、テレビを観ることも出来る、といった感じですね。
しかし、この便利な対面式のキッチンも一点、注意すべきポイントがあるので、今回は、その部分をお伝えしていこうと思います。
その注意点とは、「キッチン前につくるカウンターにモノを置いてしまう」
ということです。
例えば、虫さされ用の薬や絆創膏といったモノ、請求書やハガキといった小さめの書類、鍵や時計といった小物、そして調味料や洗剤といったキッチン用品
など。
これらをこのカウンターの上に並べてしまうと、まずキッチンからダイニングへのダイレクトな料理の手渡しが出来なくなってしまいます。
また、キッチン前はシンクから洗剤や水が飛ぶし、コンロ前は水や油が飛ぶため、この前に並べてあるモノ自体に水や油が付着するし、カウンターの上に溜まったホコリに油が付着すれば、汚れが固まり、掃除しにくくなってしまいます。
せっかく作ったのに、全く有効活用が出来てないですよね。
そして、何よりリビングやダイニングから最も目につくのが、そのカウンターの上であるため、そこが汚い場合、生活感に溢れ、掃除が出来てなさそうな不格好な家に見えてしまうということです。
それゆえ、このキッチン前カウンターにモノが置けないような工夫や、ここにモノを置かなくてもいいように、ダイニングキッチン周りの収納のつくり方に
工夫しなければいけないというわけですね。
そうすることによって家のイメージが大分変わってきます。
では、どのようにしたら、このキッチン前を美しくできるのでしょうか?
次から説明していきますね。
✔工夫その1:そもそも置けなくする
このカウンターをつくらないとなれば、フルフラットタイプの対面式キッチンにするという選択肢があるのですが、これはこれで、キッチンの手元が丸見えになってしまうため、キッチンの掃除や片付けに手間がかかってしまいます。
(とてもおしゃれなのですが…)
それゆえ、手元を隠しつつ、カウンターの上にモノが置けないようにすると言うことも、最良に近い解決策だと思います。
モノが置けなくなるため、スッキリとした見た目にもなるし、このカウンターの掃除も楽チンになりますしね。
布巾でササッと一拭きすればいいだけですからね。
✔工夫その2:収納を工夫する
そして、もう1つの工夫が収納のつくり方です。
先ほどもお伝えしたように、リビング周りに置くモノは細々したモノばかりなので、それらを、ゆとりを持って置くことが出来る収納をつくることが大切となります。
また、ただ置けるスペースをつくるだけじゃなく、同時に、細々したモノを管理しやすくすることもとっても大切なこととなります。
置き場がきちんと決まっていれば、問題ないですよね。
こういったカウンターのつくり方と同時に、あらかじめ、収納のつくり方にも配慮することが出来れば、このキッチン前カウンターの景観が美しくなることにも繋がっていきます。
✔キッチンの背面にも配慮すること
さらに、リビングダイニングキッチン全体をよりスッキリ美しく、無機質に保ちたいのであれば、キッチンの背面にくる家電類にも配慮すべきです。
例えば、冷蔵庫はどうでしょうか?丸見えに置けば、確かに便利かもしれませんが、ゴミの日程表や、子供の学校の予定表や、その他諸々のモノをマグネットで貼付けていないでしょうか?
また、オーブンやレンジの周辺は、いつもキレイに片付いているでしょうか?
片付けるのが面倒になって、出しっぱなしにしているのではないでしょうか?
これらも、キッチン前カウンター同様に、リビングやダイニングから丸見えになってしまう場所となります。
それゆえ、これらの位置についても、使い勝手だけじゃなく、片付けやすさやスッキリ感とのバランスも配慮しつつ、今一度計画する際に考えてみるのもありではないでしょうか ?
このキッチン周りについては、毎日使う場所ですし、実際、暮らし出したらどうなのか?ということまで考えつつ、どうするのがベターなのかをそのご家庭ごとで導き出していただければと思います。一度今置いてあるものをリストアップしてみるのも良いかもしれませんね。
こういったことを考えていくことで、より美しいリビングダイニングキッチンをつくり、且つ将来にわたって維持しやすい秘訣にも必ず繋がってきますからね。
それでは、、、!(^^)!