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間取り 2021.06.10

建てた後で気付くのでは遅いこと

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

弊社では、敷地にゆとりがない場合、上に階を重ねて建てざるを得ないため、2階建てになってしまうのは仕方ありませんが、敷地にゆとりがある場合は、よほどの事情がない限りは「平屋」にすることをオススメしています。

 

その理由は「平屋」の方が、間違いなく暮らしやすいからです。

 

そして、コストも平屋の方が安いからです。

 

今回は、家事の一つ“洗濯”を取り上げて考えてみたいと思います!(^^)!

 

2階建て住宅の多くが、洗濯物を2階のベランダで干していますが、洗濯機が1階にあるお家の場合、この作業の流れは決して効率的であるとは言えません。

(私の実家はまさにこういうケースでした。みなさんのご実家はどうでしたか?)

 

まず、洗いとすすぎが終わった水気を含んで重くなった洗濯物を、2階のベランダまで運ばなくてはいけないのですが、階段の上下移動も回数を重ねるとなると、なかなかな重労働となります。

毎日のことですしね。

適度ないい運動でもあるとも取れなくはないですが、高齢になってくるととても、生活をする上でネックになってきますよね。

 

また、乾いた洗濯物をたたむ時、2階で1人作業するのはなんだか寂しいと言うかやる気も起きませんし、小さなお子さんがいる場合、子供を見ながら作業したいこともあって、わざわざリビングまで下ろしてきてたたむようになるのではないでしょうか。

 

そして、次にすることは、そのたたんだ洗濯物をそれぞれの部屋がある2階に再び持って上がる…。

 

これが、2階建て住宅に住む方の多くが、直面している現実ではないかと思っているのですが、もしあなたがこんな状況になると想像してみたら、少しゾッとしませんか?

 

まして、今の時代は家事と育児と仕事を両立もしないといけないので、出来ることなら、なるだけ効率的に家事がこなせる住まいにしたいところですよね。

 

 

アパートやマンションの良さを活かす

 

アパートやマンションの場合、洗濯物を運ぶ時、水平移動だけで済むし、部屋から手を伸ばせば洗濯物が干せます。

また、部屋から手を伸ばせば洗濯物が取り込めて、たたんだ洗濯物も水平移動だけで片付けることが出来ます。

 

つまり、一戸建てに比べて洗濯作業の手間がかなり少ないのがアパートやマンションなのですが、家を建てる時には、このメリットを活かさない理由はないのでは?と思うのです。

 

洗濯物をいかに、干しやすくするか?

また、いかに取り込みやすくするか?

そして、片付けやすくするか?

 

もっと言えば、いかに時間や人目を気にせず、洗濯物を干しておくことが出来、かつ洗濯の一連の作業をすることが出来るか。

 

この工夫によってカット出来る時間は、一日のうちのわずか10分ぐらいかもしれませんが、しかし時間的な負担よりも心理的な負担(ストレス)を大幅に軽減出来るのではないでしょうか。

 

また、先ほども言いましたが、足腰が悪くなってしまった時のことを考えると、階段の上下移動がないことは洗濯に限らず、掃除や維持管理面でもなおのこと、

非常に助かるのではないでしょうか。

 

ということで、敷地に充分なゆとりがあるのなら、躊躇せず「平屋」を検討してください。

もっと言えば、建てるようにしてください!です。

 

そして、敷地にゆとりがなく仕方なく2階建てにせざるを得ない場合でも、この洗濯作業のポイントをよく考えた間取りづくりをしていただきたいと思います!

 

時間のゆとりも、心のゆとりも、きっと違ってくるはずです!

それでは、、、 !(^^)!