人生をプランするコトの大切さ
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
住宅資金・教育資金・老後資金。
この3つは人生の中の3大支出ですが、住宅を購入する時には、この教育資金や老後資金についても同時に考え、備えていくと良いタイミングとも言えます。
つまり、今のことだけじゃなく、少し先のことはもちろん、もっと先のコトまで並行して考え、その上で家づくりの計画を立てるべきということです。
とはいえ、そのためには、教育資金や老後資金について最低限の知識を持っておかないといけませんよね。
それでは、今回はこの中の教育資金について、お伝えさせていただきますね。
今後は、社会保障費や税の負担が上がること、そして、前回お伝えさせていただいたように、不足する可能性が高い年金の上乗せ貯蓄を現段階からコツコツとしなければいけないことから、私たちの可処分所得は増えるどころか、逆にどんどん減っていくことになります。
(可処分所得とは…雇用者所得、個人業主所得、移転所得などによって構成される個人所得から個人税、社会保険料を控除したものである。 個人は日常の経済生活のなかで、この可処分所得を個人消費と個人貯蓄とに配分していく。)
しかし、一方で、大学への進学率が上がっているため、厳しい家計の中、子供への投資資金を貯めていかないといけないということも言えます。
2018年の文部科学省の調査によると、大学への進学率は約58%となっており、大学への進学は以前に比べて当たり前となりつつあるようです。
奨学金ありきで、大学を考えてしまうと子供たちに大きな借金を背負わせてしまうだけですしね。
そのため、子供たちのために具体的なプランを立てないといけないのですが、では大学に進学するとした場合、一体どれくらい必要なのか、ご存知ですか?
では、次からその内容についてお伝えしていきますね。
✔︎現実と向き合ういいタイミング
大学の費用は、国立なのか私立なのかによっても違えば、私立の場合、文系か理系かによっても違ってきます。
また、県外の大学に行くとなれば、学費だけじゃなく家賃や生活費などの仕送りもしてやらないといけないですよね。
ここでは、この中でも比較的負担が大きい県外の私立理系の大学に4年間通うと仮定し、一体どれくらいの費用が必要になるのか考えていってみますね。
まず、私立理系の学費には、4年間で約540万円かかると言われています。
(4年分の学費と入学準備金の合計額です)
そして、仮に家賃と仕送りに毎月7万円かかるとしたら、学費とは別に336万円もの費用がかかることになります。
つまり、合わせると876万円もの費用が1人あたり必要なのですが、仮にあなたにお子さんが2人いる場合は、子供の大学資金として1752万円が必要だということになります。
一人あたり200〜300万円程度の学資保険に入っているだけでは、全く足りないほどの金額です。
では、どうするべきなのでしょう?
収入面と照らし合わせながら考えていってみましょう。
仮に、あなたのお子さんが、4歳と2歳だとしたら、上の子が大学を卒業するまでの期間は18年間、下の子が大学を卒業するまでの期間は20年間です。
奨学金を全く利用させないようにするために、1752万円を20年に渡って一律で貯め続けていくとすれば年に87.6万円ずつ貯蓄しないといけません。
つまり、あなたの年間の手取り金額から87.6万円を教育貯金として貯めていくということです。
そして、これに加えて前回お伝えした私的年金のiDeCoに2人揃って毎月20,000円ずつ預けるとして20,000円×12ヶ月×2人=48万円をあなたの年間の手取り金額からさらに差し引いてみてください。
どうでしょうか?
仮に、2人合わせた合計手取り収入が年間で500万円だとしたら、あなたが使える金額は、364.4万円ということになります。
毎月に換算すると約30万円強ということになります。
あるいは、2人合わせた合計手取り収入が年間で450万円だとしたら、314.4万円ということになり、毎月に換算すると約26万円強ということになります。
そして、この金額の中で住宅ローンの支払い、家と車の維持、生活、学校や習い事費用、税金や保険の支払い、レジャー資金も入ってくるわけです。
ご自身の今の生活と照らして合わせてみるとどうでしたか?
つまり、教育資金や老後資金に備えつつ生活していこうとしたら、一体どれくらい不足しそうなのか?
一体どれくらい大学資金を奨学金に頼らないといけないのか?
そして、家を建てるとすれば、どれくらいお金をかけるのが適切なのか?
という思いが出てきたのではないかと思います。
次回から、この部分について一緒に考えていきたいと思います。
それでは、、、!(^^)!