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土地 2021.09.21

掘り出し物を手に入れる視点

こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

弊社のこのブログでは、今回の内容の様な“土地”の選び方について、色々な 視点から複数回お伝えしています。 家づくりを始めると、どうしても、家の間取りなどが先に目が行きがちですが、 まずは土地選びが重要です。 今回も詳しく説明していますので、読んでみてくださいね。

 

一般的に多くの人は、たとえ前面道路が広いとしても、また立地条件が良いと しても、日当たりや形が悪い土地をすすんで買おうとする人はいません。

しかし、住む場所に妥協することなくより安い価格で土地を手に入れるために は、基本的にはこのような悪条件であっても土地を買うという選択肢を持たな いといけません。

そもそも価格設定がかなり割安であり、その上、価格交渉もしやすいためさら に割安価格で手に入れることが出来るというメリットも持っていますしね。

例えばですが、みんなと同じように日当たりがいい区画を買えば、土地代だけ で 1000 万円もする新規分譲地があるとします。 この土地で、あえて日当たりが悪い区画を狙うか、あるいは形が悪い区画を狙 えばそれだけで恐らく 100 万円以上安く土地を手に入れることが出来ます。

また、この土地が売れ残りだとしたら、この設定価格よりさらに50万円ほど安 く買えるかもしれません。 不動産屋さんが早く売りたいと思っているとしたら、さらに 50 万円以上安く買 えるという可能性もあるかもしれません。

つまり、環境や立地条件は全く同じなのに、100 万円~200 万円も安い買い物

が出来るということですね。 また、これに加えて住宅ローンの土地にかかる利息部分で換算すると、さらに 20 万円~40 万円抑えられということも言えます

そして、新規分譲地にこだわらなければ、より安く土地を手に入れられるかも しれません。 なんらかの理由で、現金が必要だから売却しようとしている方や税金や資産の 管理を面倒だと思っていて、売却しようとしている方が売主さんであることが 往々にして多いからです。

このような土地や中古住宅などは、もちろん、相場に合わせて価格を設定する のですが価格に弾力性がある場合が多々あります。

現金が早く欲しい方であれば、少々安くても早く手放したいと思うものですし、 逆にお金の余裕がある人の場合は、お金に余裕がある分安く譲ってくれるかも しれないですからね。

また、税金の支払いや資産の管理を面倒だと思っている方なども、早く手放し たいとお考えでしょうから、価格交渉に快く応じてくれやすいでしょう。

実は、土地の購入の一つをとっても土地にはこういった内容が含まれていると いうのが事実です。

✔分譲地以外の土地を買う時の注意点 ただ、こういった土地は、注意しないといけないことが 2 つあります。

まず 1 つ目が「境界」です。 新規分譲地は、隣との境界が明確で、かつ、頑丈な境界基礎がつくられている のですが、こういった土地の場合、境界基礎の強度が悪い場合が多々あります。

この場合、境界基礎を一度全て壊し、頑丈な基礎を再度つくらないといけません。

そして、これをしようとすると、1m あたり、約 18,000 円~20,000 円もの

費用がかかってきます。

そして注意すべき 2 つめのことが「水道」です。 たとえ、元々家が建っていたとしても、地下水しかない可能性もありますし、 水道が引き込まれていたとしても今の基準に適合せず、再度引き込み直さない といけない場合もあるからです。

また、水道管が前面道路にない場合、遠いところから水道を引っ張ってこない といけないのですが、この場合、とんでもない費用がかかってしまいます。

つまり、こういった土地は、たとえ土地の価格がものすごく割安だったとして も境界やら水道やら排水やらといった費用が別途でたくさんかかってくること があり、結局、全然割安じゃなかったなんてこともあり得るということです。

そうならないためにも、まずはこういったことは、不動産屋さんが知っている かもしれないのでたずねてみるのも一つですし、一度現地で調査した上で購入 するかどうかを決めることをオススメします。 それによってどれくらい価格交渉すべきなのかも変わってきますしね。

✔形や日当たりの悪さは設計でカバーできる また、家は土地に合わせて建てるものなので、形や日当たりといった条件は実

はそれほど重要なものではありません。 また、車の運転に支障がなく、子供たちにとっても安全で周囲の環境や雰囲気

が良いのであれば、土地の価格は安いに越したことはありません。 ですから、土地探しをする時は、日当たりや形にこだわるあまり割高で買ってしまういということが無いようにして頂きたいと思っています。

 

では、次回は“土地の適度な土地の広さ”についてお伝えしていきたいと思います。 それでは、!(^^)!