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間取り 2021.09.30

家を小さくするリスク

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

家のコストを抑える方法の1つが、家を小さくすることですが、家を小さくすれば家が安くなるだけじゃなく、光熱費や固定資産税も安くなります。

 

また、同時に土地も小さく出来るので、土地も安く買えるようになるし、土地の固定資産税や外構費用も安くなります。

 

さらに、土地と家と外構全てが安くなれば、銀行からの借入額が減り、と言うことは、住宅ローン金利の支払いも安くなります。

 

このように、家を小さくすることは、今後あなたにかかり続ける負担を軽減してくれるので、ぜひそうしていただきたいとは思うのですが…とはいえ、そのやり方も重要です。このやり方を間違えてしまうと、肝心の生活に支障が出てしまうということにもなり兼ねません。

つまり、ただ単に家を小さく出来ればなんでもいいということではなく、生活の質を一切落とすことなく、価格だけが落とせるように、コストをかけるべきところとかけなくていいところを、正しく理解しておかないといけないというわけですね。

 

例えば、2階建ての家を小さくする場合、懸念されることは1階に収納が不足することです。

 

コストのことだけを考えて小さくした場合、1階に部屋をつくらないでしょうから、なおのこと物を置く場所に困ります。

(1階を大きくするとコストが上がってしまいますからね)

 

その結果、リビングダイニングが狭苦しい上、いつも散らかっている状態をつくりだしてしまいます。

たとえあなたが、こまめに片付けが出来る人だとしても、です。

ここに関しては特に小さなお子さんをお持ちの方は多く共感して頂けるとも思います。

 

また、1階に部屋がないと、足腰が悪くなった時、お金をかけて増築しないといけなくなります。

つまり、将来、余分な出費が増えるかもしれないというわけです。

 

洗濯物の動線もややこしくなります。

2階のベランダで干す場合、いちいち持ち運びするのも面倒ですが、取り込んだ後のたたむ作業と収納に片付ける作業が非効率になりやすいのも欠点です。

 

こういったことからも、家づくりの予算を圧縮したい場合は平屋にすることをオススメしています。

 

全てがワンフロアで完結出来たら収納問題も動線問題も老後の部屋不足問題も、解決出来ますよね。

 

2階建・平屋に共通する問題点

 

しかし、2階建にせよ、平屋にせよプライバシーが担保されるように間取りを考えないと、光が届きにくいキッチンや水回りが暗くなってしまい、仮に光は届けど、視線が気になるリビングも決して居心地がいいわけではありません。

 

また、プライバシーが担保されてない家は、防犯性も決してよくありません。

窓を見ただけで、そこがなんの部屋か分かるし、電気がついているかどうかで誰がどこに居るのかも分かってしまうからです。

 

そして、これらを外構工事でカバーしようとするわけですが、家の中が見られにくいように目隠しをつくったり植栽をたくさん植えたり、また、入ってきにくいように頑丈な塀をしたり、門扉をつくったりするとなれば、お分かりの様にとんでもないコストが外構工事にかかります。

 

つまり、家の価格は抑えたものの、外構工事の費用が高くついてしまうため、結局、全然安くなかったということになるかもしれないということです。

 

「プライバシーの担保」が全ての解決策

 

そして、住みやすい家にするためには、「プライバシーの担保」が必要不可欠なのですが、プライバシーが担保された住まいは、カーテンのコストや土地や外構工事にかかる費用は圧倒的に抑えられるものの、建築コストはどうしても割高になってしまいます。

 

それゆえ、建築コストを少しでも抑えるために、合理的に家を小さくしなければいけません。

もちろん住みやすさや使いやすさを一切損なうことなく、です。(ここが一番重要ですよね)

 

その為にも、居心地のいい住まいをつくろうとすれば、どうしても建築コストは割高になるということ、また何かを削るという選択をすることも重要、ということを知っておいて頂けたらと思っています。

 

ご相談もお待ちしています!

 

それでは、、、!(^^)!