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デザイン 2020.11.28

悪い土地ほど良い家が建つ?

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

土地取得コストを出来るだけ抑えるためには、他のみんなと同じように土地選びをしたのでは、中々難しいのが事実です。。。

 

つまり、そうしたいのであれば、極端に言ってしまうと、みんなとは真逆の考え方で土地選びをした方がいいということです。

真逆とは?

そうです、先に答えを言ってしまいますが、「形の悪い土地を選ぶ」ということです。

 

では、そこのところを詳しく説明していきながら、前々回の「土地の日当たりにこだわらない」、前回の「無駄に広い土地を買わない」に続き、3つ目の秘訣をお伝えしていきますね。

 

悪い土地ほど良い家が建つ?

 

日当たりが良い土地ほど良い土地であると思われているのと同様に、形が良い土地ほど良い土地であると誰もが思っているのではないでしょうか?

 

確かに、形が良い土地は間取りも考えやすそうだし、土地も無駄なく有効に使えそうな気がします。

そこにイメージ通りの家が建っている姿も想像しやすいですよね。

形が悪い土地に家がどんな風に建てることが出来るかイメージ出来るのは、専門的な知識を持っている方以外はかなり難しいことだと思います。

住宅雑誌などに載っていたりする土地も、よくありがちな形が多いですし。

 

ですが、「住みやすい家が建つかどうかは、土地の形の良し悪しはそう関係ありません。」

という日当たりの良し悪しと同じように…

ここが今回お伝えしたいポイントです。

 

この家の写真を見てください。

例えば、このお家が建っている土地は間口がわずか3.5mなのに対し、奥行きが50m以上もある奥に長細い超いびつな形をした土地です。

 

しかも、土地を見に行った時には、鉄筋コンクリートのお店が道路ギリギリまで建っていため、土地の奥の方がどうなっているかは家の中を通り抜けてみないと分からないという状況でした。

 

つまり、ぱっと見、誰もが敬遠してしまうような難しい土地だったわけなのですが、実は奥の方は充分な広さをもって家が建つだけじゃなく、東や南からもたっぷりと太陽が採り込め、さらには、適度に自然に囲まれた環境豊かな土地だったのです。

 

もちろん、このお施主様は、所有する車が1台だったため、この狭い間口の土地でも大丈夫だったのですが、このエリアで土地を買おうと思えば、1,000万円以上は覚悟しておかないといけないところだったので、土地価格を抑えるためには、予算上、形にこだわらないという選択をせざるを得なかったというわけです。

 

結果、350万円という破格の値段で購入することが出来、その分家以外の別のことにお金が使えるということにもなります。

お得に良い購入が出来たということです。

 

そして、こちらの家もそんな土地であったにも関わらず、こんな明るくて開放的なリビングダイニングキッチンがある、最高の住み心地の家で暮らすことが出来ています。

また、このお家が建つ土地も旗竿(はたざお)と言われているいびつな形をした変形地でした。

 

ですが、近隣の相場価格よりも坪単価を4万円抑えて購入することが出来たため、同じエリアの同じ大きさの土地よりも240万円も費用を抑えることが出来ました。

そして、こちらの家も先ほどの家と同様、そんな土地であったにも関わらず、、最高の住み心地の家で暮らすことが出来ています。

 

このように、土地の形が悪いから、いい家が建たないわけではありません。

また、逆に土地の形が良いから、いい家が建つわけでもありません。

 

結論から言うと、どんな条件の悪い土地であっても、あなたが望むいい家を建てることは、可能であるということです。

 

その理由は、自由設計だからです。

 

設計は、その土地ごとに合わせてするものだからです。

その土地のデメリットを解消することが自由設計の真髄です。

 

常識や固定概念に縛られたまま土地選びをしてしまうと、間違いなく土地に予算を使い過ぎてしまいます。

 

ですから、「日当たり」「広さ」「形」この3つにこだわり過ぎることなく、あなたの予算の中で購入出来る最適な土地を見つけていただければと思います。

 

そして、一緒にどんな家が自分たちにとって最高の住み心地なのかを一緒に設計していきましょう!(^^)!

 

それでは、、、