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デザイン 2020.12.09

美しさと美しさの維持

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

前回から弊社の設計でも多く見られる“窓を正面につくらない”お家の秘密をお伝えしているのですが、今回は少し視点を変えたところから基本的に家の正面に窓をつくらない理由の続きをお伝えしていきますね。

 

ぜひ前回の記事と併せて読んでみてくださいね。

 

弊社が建てるお家の多くは、白い外壁材を使っています。

 

白い建物はやはり非常に美しいからです。

 

また、白は熱を吸収しにくく、家の中が暑くなりにくいというメリットがあり、白は光を拡散しやすいため家の隅々まで光が届きやすく、家全体がまんべんなく明るくなるというメリットもあります。

 

しかしながら、白という色には「最も汚れが目立ちやすい…」という欠点を考え、それを理由に白を諦めている方が多いのもまた家づくりのよくある話です。

ただそれはとても私たちから言わせていただくと、とってももったいないと思うのです。

 

それゆえ、このみんなが白という色に対して持つネガティブな要素を解消するために、弊社ではそもそも汚れの原因となるモノを家の正面から一切排除しています。

 

いつも見える、また誰からも見える正面が汚く汚れてしまうとどうしてもその汚れが気になってしまい、必然的に外壁塗替えのメンテナンス周期が早まってしまいます。この周期に関してはしょうがないことではあると思います。

 

また、もっと言うと、飛び込み訪問で営業に回っているリフォーム業者にも目をつけられてしまいやすくなるため、その結果余分な出費がかさむ可能性も高くなってしまいます。

 

家の汚れの一番の原因は「窓」

 

では、何がその外壁の汚れの原因になるのかと言うことなのですが、まず家の外壁を汚す一番の原因はやはり「窓」です。

窓は外壁よりも外側に突き出すため、その窓の上に土ほこりが溜まり、雨の日はその汚れが窓の両サイドを伝って流れていくからです。

 

また、屋根の先につける樋も、基本的に家の正面につかないようにしています。

樋から漏れた汚れを含んだ水が外壁を伝って窓の垂れジミと同じように外壁を汚すからです。

 

その他、水回りに設置する換気扇の外部カバーなども窓同様に外壁を汚す原因となり、エアコンの配管なども外壁を汚しつつ家の景観も損なう要素となるため、絶対に正面に出ないようにしなければいけないと考えます。

 

これらの要素は、ただ間取図だけを見てプランを決めていたのでは、気づくことが非常に難しいですよね。

窓以外の要素(設備関係について)に関しては立面図には基本的には記載されていません。

 

それゆえ、家が完成するまで気付くことが出来ず、出来て初めて知るということも決して少なくありません。

そして、一度決まったものを変更するということも難しい話です。

 

 

汚れないじゃなく、汚れにくくする工夫

 

ただ、残念なことに外にあり雨風にさらされている以上家を汚れないようにすることは不可能です。

 

しかし、汚れにくい外壁材を使ったり、汚れの原因となる部材をなくすことによって汚れにくくすることは可能です。

 

そのため、弊社では表面が凸凹していない外壁材やメンテナンスしやすい外壁材を使ったり、汚れの原因となる部材をなくすことで外壁が汚れにくい家を考え設計しています。

 

そして、その結果、家の景観をシンプルで美しくすることが出来、同時にその美しさを長期間維持しやすくなるという2つの相乗効果を生み出しています。

 

ぜひ、こういった弊社が考えるお家の特徴を知っていただきたいと思っています。

あなたがより住みやすく、同時に美しく、そして維持しやすい住まいにしたいとお思いであれば、いつでもお気軽にご相談頂けたらと思っています。

お待ちしています!(^^)!

それでは…