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大切な予算 2021.01.16

大きな家と小さな家

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

雪道での車の運転は、どうしても雪が道幅を狭くするため、小さめの車の方が便利だったりしますよね。細い道ならなおのこと。確かに大きい車の方がパワーはあるのかもしれませんが…ふと先日そんなことを思いました。大きいものの良さもありますが、例え小さくても性能もよく自分に合っているということも大切な要素になりますよね。家の大きさについても同じようなことが言えると思います。

 

しかし、家づくりをする時は、誰しもが後悔したくないという気持ちや夢を叶えたいという強い気持ちがあります。そして、やはり見栄なども作用することから、多くの方がらず知らずの間に大きな家を建ててしまう傾向があります。

 

しかし、少し冷静に考えてみて、その選択が結果的に後々の生活を苦しくし、不安だらけの暮らしをつくってしまっていたらどうでしょうか?

恐らく、それは幸せを手に入れたとは中々言いにくいのではないかと思います。

 

そのためには、ご自身の予算を正確に把握し、その予算の中で無理のない家づくりをすることが大切です。

また、そのためには家づくりのイニシャルコストとランニングコストの両方を最小限に抑えられるよう出来るだけ家をコンパクトにすることを弊社ではオススメしています。

 

出来るだけ家をコンパクトにすれば、土地や外構のコストも抑えやすくなりますし、将来、夫婦2人だけで住むことになった時も維持管理にかかる手間もより少なくすることが出来ますよね。

 

では、この部分について今回はさらに掘り下げてお伝えしていきたいと思います。

 

家をコンパクトに出来れば、品質や性能を落とすことなく、家の価格を抑えることが出来ます。

当たり前のことですが、家の価格を最も左右するのはやはり“面積”だからです。

 

また、家をコンパクトに出来れば、それを建てるために必要となる土地も小さくすることが出来るため、その結果、土地代も抑えるということも同時に出来ます。

 

かつ、その土地の中で余白を無駄に残すことなく、敷地を最大限に活用して家を建てれば、外構工事にかかる費用も抑えることが出来ます。

 

つまり、家をコンパクトにすることによって、家の費用だけじゃなく、土地の費用や庭などの外構工事の費用までも同時に抑えることが出来、結果、家づくりのイニシャルコストをより抑えることが出来るというわけです。

 

土地の費用や外構工事は、予算の中でも大きく占める部分ですので、この部分が圧縮できると、大きく予算が減らせますよね。

 

 

同時にランニングコストにも着目すること!

 

そして、実は、家をコンパクトに出来れば、イニシャルコストだけじゃなく、ランニングコストも抑えることが出来ます。

 

例えば、同じ構造・性能で家を建て、同じ家族が暮らすとしたら、25坪の家と35坪の家を想像してみてください。

一体どちらの方が、光熱費が安いでしょう?

 

もちろんそれは間違いなく25坪の家の方です。

光熱費は、終わりがある住宅ローンとは違い、生涯ずっと払い続けなければいけないコストです。

それゆえ、光熱費を抑える工夫も家づくりでは欠かせない要素となります。

 

もし、今は賃貸などのアパートにお住まいでしたら、この光熱費については、同じことが言えますので、少し頭に入れておいて頂けたらと思います。

 

 

では、家の固定資産税はどうでしょう?これも光熱費同様に面積が小さい家の方が間違いなく安くなります。

 

土地の固定資産税も家の固定資産税と同じで、同じ評価額の土地で比較すると、より小さい土地の方が土地の固定資産税をより抑えることが出来ます。

 

また、地域によっては、固定資産税だけでいい地域と固定資産税に加えて都市計画税が必要となる地域もあります。

 

そして、あなたが暮らす地域が、固定資産税だけじゃなく都市計画税まで必要な地域だとしたら、少しでもこの税金の面でも抑えることが出来たら嬉しいですよね。

 

また、家を所有することによるランニングコストとして忘れてはいけないのが、定期的に必要となる外部の塗り替えにかかるメンテナンス費用です。

 

もし、建てた後50年間その家で暮らすとして、15年ごとにメンテナンスが必要だとしたら、3回この費用を捻出しなければいけませんが、この費用も大きな家よりも小さな家の方が抑えることが出来ます。

 

家は持てば、それで終わりではありません。

持った後も、それを維持していくためには、以上のような継続的にかかる費用があり、それら費用のことも同時に考えつつ、家づくりを計画しなければいけません。

 

建てた後、少しでもゆとりを持って暮らしていくために予算の正確な把握と、その予算の中で無理のない家づくりをしていきましょう。

 

そして、最後に。

開放感、住みやすさ、使いやすさなどは、必ずしも家の大きさに比例するわけではありません。

ですから、家を坪数や広さなどだけで一喜一憂し、間違った判断はしないようにしていただきたいと思います。

 

 

それでは、、、!(^^)!