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デザイン / 間取り 2020.07.10

泥棒が狙いたいと思わない家

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

家づくりを進めていく中で、時に頭をよぎるのは自分が住み慣れた実家じゃないでしょうか。うちはトイレって2階にはなかったよな…とか。そんなことも考えれる家づくりって楽しいですよね。

そしてこのフレーズも一度は家族から聞くと思います。

 

昔の家は玄関の鍵なんてかけなかった・・

 

ご近所さんがどんな人なのかを

よく知っていた時代はこんな状態が当たり前だったと、

よく耳にすることがあります。

 

しかしながら、時代の経過と共に、

地域のコミュニティが希薄になってしまった今では、

悲しいことですが、こういうわけにはいかないのも事実。

 

そのため、毎日安心して

過ごしていくようにするためにも、

昔に比べて、防犯対策を自分自身で万全にしておくことが

家族を守るためにも家づくりでは欠かせない要素となります。

 

では今からありがちな一軒家のお家を説明していきますね。

少し想像してみてください。

 

その家は、1階の日当たりが良い場所に

大きな窓があります

そこは、間違いなくリビングです。

裏に回って目線の高さに窓があれば、

そこはキッチンです。

さらに、キッチンから近い場所にある小さな窓は、トイレや洗面そしてお風呂に通じているでしょう。

丁寧に格子まで付けてくれていれば100%確定です。

 

2階はベランダに面していくつか窓があり、

そのうちのどれかが主寝室で、あとは子供部屋です。

そして、部屋とは高さがそろわない窓があれば、

そこが間違いなく階段というわけです。

 

いくら、敷地がブロック塀やフェンスに囲まれているとはいえ、

外から窓を見ただけで、

こんなに簡単にある程度間取りが分かってしまうのです。

ここまで聞くと‥防犯面に少し不安をかかえませんか?

 

また混沌とした時代になり、

犯罪が増えることが予想される今後、

本当に安心して暮らしていくことが出来るのでしょうか?

 

意外と思い付かない防犯対策

 

では、これらをふまえた上で、

玄関ドアを施錠することを当たり前として、

他にどのような防犯対策が考えられるでしょうか?

 

防犯カメラを設置する。

警備会社と契約をする。

窓には強化ガラスを使う。

玄関ドアの鍵を何重にも設定する。

敷地の塀を高くし有刺鉄線をつける。

 

このように、いくつかのアイデアは出てくることでしょう。

 

しかし、意外と思い浮かばないのですが、別のアイデアが1つあります。

 

それは、そもそも“家のカタチを見直す”ということです。

弊社では、外観から大きな窓を一切なくした家を

よくご提案させていただきます。

 

こうすることで、

外から家の中を想像することが難しくなり、

防犯性能を高めることが出来るからです。

 

もちろん、大きな窓がなくなるというわけではなく、

つくっても問題がない場所に大きな窓をつくることによって、

光や風はしっかり確保しています。

 

大きな窓を外壁からなくしてしまえば、敷地のブロックや植栽などによって外からの視線を遮断する必要もなくなります。

外壁がそのまま塀の役割までも同時に果たしてくれるからです。

 

結果、庭に掛ける無駄なコストを

大幅にカットすることが出来ます。

 

また、先ご紹介したアイデアのように余分なコストを掛けてまで、

家の防犯性を高める必要もなくなるため、その分のコストもカットすることが出来ます。

 

窓がほとんどないカッコイイ家は、

ただ単にデザインだけを重視した家なのではなく、

防犯性にも配慮したお家であり、

 

また、その結果、

防犯対策のための外構工事や、

それ以外の無駄な防犯対策のコストを

全てカットすることまで出来るということを、

知っていただけたらと思います。

 

それでは、、、