イニシャルコストとランニングコスト
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
独身の頃に比べて自分のもの、子どものもの、家族のものの買い物の時、これから“必要なもの?必要でないもの?”の目線で買うことが多くなった気がします。
ただ、子どものおもちゃについてはそのフィルターが外れて、イベントごとに増えてしまうこともしばしばですが(^-^;みなさんはどうですか?
今回は家づくりの時においてのこの部分について今一度考えてみたいと思います。
家の大きさは単純に建築費用を左右するだけではなく、それに付随して出てくる様々な費用も左右します。
例えば、40坪の家と25坪の家では、冷暖房の消費電力も違ってきます。
面積が広くなった分体積も大きくなるからです。
また、40坪の家と25坪の家では、建物にかかる固定資産税や都市計画税も違ってきます。
また、土地の広さについてはどうでしょうか?
もちろん、25坪の家を建てるよりも、40坪の家を建てる方がより広い土地が必要となりますよね。
そして、土地の面積が広がるとともに土地の固定資産税や都市計画税も高くなります。
また、土地が広くなれば、その分外構工事費用も高くなってしまいます。
つまり、家の大きさは、単純に建築コストに影響を与えるだけじゃなく、こういった費用にも影響を及ぼすというわけです。
✔家をコンパクトにするためには?
それゆえ、家づくりの予算を抑えるためには、家を大きくしないことが重要なのですが、とはいえやみくもに家を小さくしたのでは住みにくい家をつくってしまうことになるので、必要・不必要をよく精査しながら、作っていかなければいけません。
例えば、“廊下”はどうでしょう?
廊下は、部屋と部屋をつなぐためのただ通るだけのスペースなのですが、この廊下をつくることによって、家の中には温度差が生まれやすくなります。
廊下へと続くドアは基本ずっと閉めっぱなしになるからです。
この空気が流れない結果、夏は涼しい部屋と暑い部屋の差が極端に出てしまうことになります。
また、冬も暖かい部屋と寒い部屋の差が、極端に出てしまうことになります。
これが、廊下がもたらす影響です。
どの家にも当たり前にある“廊下”ですが、よく考えてみるとこういった要素が隠れているのです。
そして、この廊下にも、家の面積となるため、部屋や収納と同じようにコストがかかっています。
換算すると1㎡あたり約15万円です。
仮に、この廊下が全体で6帖あるとしたら、その面積は10㎡となりそこには150万円ものコストがかかっているということになるのですが、先ほど書いた内容も踏まえて考えると、必ず必要なものではないと思ってもらえるのではないかと思います。
部屋の数や広さなども、廊下同様によく考えてみてもいいところです。
では、子ども部屋ではどうでしょう?
例えば、お子さんが3人いらっしゃるとして、
それぞれの子どものために6帖ずつの広さで部屋をつくってあげるとしたら、6帖×3=18帖というスペースが必要になります。
しかし、子どもたちはやがて出て行くこともあります。
考えると少し寂しいですが…( ;∀;)
つまり、ずっとその部屋を使い続けるわけじゃないということです。。。
もちろんこの子ども部屋にも廊下同様にコストがかかっています。
18帖という広さには、約450万円コストがかかっているのですが、もしこの広さを縮めることが出来るとしたら建築コストを抑えることが出来るようになります。
そして、その浮いたお金で子どもたちの為の違うことに使えるようになります。一緒に遊びに行く費用や、教育資金といった費用にです。
これらは、ほんの一部ですが、少しずつでも無駄かもしれない部分をカットすることが出来れば、家をコンパクトにすることが出来、その結果余分な建築コストと、それに付随する余分なコストを抑えることが出来るようになります。
そして、その浮いたお金は、暮らしをより豊かにするためのコトに使っていただきたいと思います。
一生に一回の買い物だから妥協したくない…
後悔したくないからやりたいことを全部詰め込みたい…
という気持ちも分かります。みなが思うことです。
しかし、その強い想いに縛られすぎるのは、おすすめはしません。
あなたのこれからのためにも、そして未来ある子どもたち、何より家族のためにも、もっと現実的に‥と言うより、“合理的”に家づくりを考えていただければと思います。
もちろんこんな家にしたいと言うお客さまの大切なお気持ちを最も大事にさせて頂きます!(^^)!
それでは、、、