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大切な予算 2020.10.31

ドアと窓のコストを合理的にカットする方法

 

 

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

少し前に大山に行ってきたのですが、紅葉はもう少しでした。

今年はどのくらいの間、紅葉を楽しめるでしょうか?

 

それでは今回の内容ですが、合理的にコストをカットするための工夫をお伝えしていきます。

まずは、家の面積について考えていきましょう。

 

大きさが同じである家を全く同じ性能でつくろうとしても、その価格は建てる家の形状によって異なります。

 

例えば、30坪の平屋を建てる場合、縦横の長さが共に10mで建てる場合と縦が20m・横が5mで建てる場合とでは、後者の方が圧倒的に家の価格が高くなってしまいます。

 

というのは、縦横共に10mの家は外周の長さが40mなのに対し、縦20m・横5mの家は外周の長さが50mになるため、後者の方が工事面積が大きくなってしまうからです。

 

また、たとえ同じ面積の家であったとしても、家の中のドアの数が10本の家と20本の家とではドアのコストが大きく違ってきます。

 

ドア1本にかかるコストを約35,000円だとしたら、仮に10本少なくすることが出来れば、それだけで約35万円もコストが違ってくるわけです。

 

窓もドアと同じです。

窓の本数が10本の家と20本の家とでは、窓のコストが大きく違ってくるということです。

 

この窓に関して言うと、ドアと違い、サイズや形によって価格がバラバラではあるのですが、仮に窓1本の平均価格を約5万円とした場合、10本違えばそれだけで約50万円もコストが違ってきます。

それゆえ、不必要なドアや窓を削ることが、最小限のコストで最大限に豊かな家をつくるために、必要不可欠な要素であり、近道になるということです。

 

では、どのようにこのドアの数を減らしていけばいいのでしょう。

 

ドアの数を減らすための2つの方法

 

 

その1:廊下をなくす

 

廊下は、部屋と部屋とをつなぐためにあるものですが、部屋と部屋をダイレクトでつなぐことが出来れば、必然的に廊下はいらなくなります。

 

そして、廊下がなくなれば廊下分の面積(床面積)をカット出来るだけじゃなく、同時にドアの本数も減らすことが出来ます。

これは、部屋と部屋がダイレクトにつながった結果、別の部屋に行くために、一度廊下に出なくてよくなるからです。

 

また、使い勝手をより良くするために、通り抜け動線をつくることがありますが、この動線もドアの本数を増やす原因になります。

1つの部屋に2方向から入れるようにしているからです。

 

かつ、そのドアとドアとをつなぐ動線上は、常に通れるようにしないといけないため、必然的に荷物は置けません‥

 

つまり、この“通り抜け動線=廊下をたくさんつくってしまう”ということなのですが、その結果そこに家の荷物などが置けるという有効なスペースなわけでもなく、床面積のわりに収納力がない空間となってしまいます。

 

その2:収納をまとめてつくる

 

また、収納をまとめてつくれば、必然的にドアの本数が少なくなります。

 

収納で大切なことは、「管理しやすいこと」なのですが、小さな収納をあちこちにつくってしまうと、どこに何を置いたのかが分かりにくくなってしまいます。

複雑になればなるほど、頭の中に記憶しておけなくなり、同じようなものが色々な収納箇所にあるということに繋がります…

 

また、小さな収納の多くが奥行きの深い収納だと思いますが、奥行きが深い収納は、手前の余ったスペースにモノが置けないため、広さの割にたいして収納は出来なかったりもします。

 

あるいは、この空いた手前のスペースにまで、つい無理矢理つめこんでしまうと、奥に置いてあるものが分かりにくくなり→奥のものを取り出すのが面倒くさくなり→ものが増え→その結果管理しにくくなってしまうということも招きかねません。

 

それゆえ、弊社では収納は出来るだけまとめてつくることをオススメさせていただいています。

そしてその結果、必然的に収納のドアも減るというわけです!

 

 

次は窓について説明していきますね。

 

窓を減らす鍵は「カーテン」をなくすこと

 

 

窓の数を減らすためには、光が採り込めて、かつ風を通すことが出来る窓だけを効率よく作るようにしないといけません。

 

そして、この2つの実現のためには、カーテンがいらない窓をつくらないといけません。

カーテンをつければ光が遮られるし、カーテンが開けられなければ風が通らないからです。

 

しかし、カーテンありきの窓ばかりつくってしまった場合、窓の数をより多く増やさないと、家の中が暗くなってしまいます。

となると、窓の数とともにカーテンの数まで増えてしまい、さらに家のコストまでの上がっていってしまいます。。

 

つまり、このことを解消するためには、周囲からの視線を感じにくい間取りづくりが出来るかどうかが、大きな鍵になってくるというわけです。

 

 

こう言われてみると、確かにそうだな…と思われた部分もあったのではないでしょうか?

 

ということで、生活の質は一切落とすことなく、最小限のコストでそれぞれのご家庭に合った住みやすい家をつくる秘訣の一つでもある、この“ドアと窓を合理的にカットする方法”をぜひ知って頂けたらと思います。

 

それでは、、、!(^^)!

ご相談もお待ちしています♪