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間取り 2020.07.31

平屋にする理由と2階建てにする理由

 

以前は当たり前にできていたことが、今はできなくなり、自分で考え工夫して動いていかないといけないことが増えましたよね。

けれど、そのおかげで気づけたこともあったのではないでしょうか?

 

こんにちは!

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

今回は弊社が基本としている“平屋”についてです。

なんとなく、2階建ての家を当たり前と思いがちではないでしょうか?その当たり前は少し横に置いていただき、今回は読んでいただけたらと思います。

平屋の良さを知ってくださいね。

 

みなさんは平屋のイメージにどんなものを持たれていますか?

興味はあるけど、中々馴染みも少ないので、

ただ漠然と高そうだし、実際に良いところが分からないと、と

思われている方も多いのではないでしょうか。

 

まず、弊社では、先ほども言いましたが家づくりの依頼を受けた時、

敷地が広さ的にも法令的にも問題ないなら平屋を基本として間取りプランを提案するようにしています。

 

そして、その実現が難しい場合に限って2階に部屋を乗せていくようにしています。

 

というのも、

これから先の暮らしのことを考えると平屋の方が、あなたに圧倒的に多くのメリットをもたらすからです。

まず、当たり前のことですが、平屋は2階建てよりも耐震性に優れています。

 

平屋が2階建てよりも耐震で優れている理由

 

その1:平屋は上からの荷重が少ないから

 

一般的な2階建て住宅の場合2階に寝室や子供部屋といった部屋が配置される事が多く、

1階に比べ、スペースが余りがちな2階に納戸やクローゼットなどがつくられます。

 

つまり、2階は部屋が細かく仕切られることになるため、

柱や壁の量が必然的に多くなり、1階に比べ重くなりがちだということです。

 

また、暮らしの中心となるリビングダイニングを、

明るく開放的にしたいという要望から、

1階には大きな窓を設置するのが一般的ですが、

窓を多くつくればつくるほどその分、1階の壁が少なくなってしまいます。

 

この結果、一般的な2階建て住宅は必然的に耐震バランスが悪くなってしまうというわけです。

 

✔平屋が2階建てよりも耐震で優れている理由

 

その2:平屋は風の抵抗を受けにくいから

 

家は、地震の時だけ揺れるのではなく、

日常的に風によっても揺れているのですが、

もちろん、この風の抵抗も、

平屋に比べると、2階建ての方が、

より多く受けることになります。

 

ましてや、先程ご説明させていただいたように、

2階部分は柱や壁も多く重くなりがちであることから、

よりいっそう、風の抵抗を受けることになります。

 

そして、この積み重なりが徐々に、耐震金物を緩めていくことになり、

当初計算していた耐震強度を実は保てなくなっていってしまう・・・

というわけです。

 

✔平屋が2階建てよりも耐震で優れている理由

 

 

その3:平屋は車両の通行による振動の影響も受けにくいから

 

また、日常的な風の抵抗を受けるのと同じように車両の通行によっても家は揺れます。

幹線道路に沿った土地で家を建てる場合などは、

重量車両も通行するようになるため、なおのこと。

 

そして、この揺れによってもまた、

耐震金物が緩んでしまうため、

当初計算していた耐震強度を

保てなくなっていってしまう・・・

というわけです。

このような理由から耐震面において、

平屋は2階建てよりも優れているというわけなのです。

 

実際に地震が起こった時も、

平屋の方が、地震から受けるダメージそのものも、

2階建てに比べて少ないのは間違いありません。

また、その後の暮らしの安心度合いも違うでしょうし、

地震によるダメージの補修も、

2階建てに比べて少ないのではないでしょうか?

 

そういった点からも、

2階建ての良さもありますが、

それのみだけで家を考えるのではなく、

「まず基本は平屋から」という考えから始めていただくことを

おすすめします。

それでは、、、