堅実な家づくりの考え方
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
みなさん、おみくじはもう引かれましたか?おみくじでも目にする「堅実」という言葉。この言葉を見ると、一年引き締めていこうと思われる方もおられるのではないでしょうか。
家づくりでもこの「堅実」な視点から計画をしていただくことが大切です。
今回はその視点についてお伝えさせていただきますね。
“住宅は3回建てると満足がいくと言われますが、これができる人は少ないでしょう。
住宅取得は居住地域、間取り、構造、設備、材料、そして資金計画が重要な検討項目になります。
欲求が先行すれば、部屋数は多くなります。
構造は安全性に関連し、設備は日常の利便性に影響しますので余裕を持った仕様になりがちです。
それらは最終的にコストに反映されます。
住宅メーカーは施主の味方を装いながら、少しでも高い住宅を勧めることもあります。
それが施主の夢の実現に叶うなら、互いの求めるところは一致します。
どんなに高額になっても、分割返済に換算すれば、グレードアップ仕様は月々わずかな金額となります。
住宅取得時はどこか舞い上がった気分になりがちです。
家族の夢がかなえられるならば、わずかな増額くらいなんとかなるだろうと自分で過信しがちです。
しかし、大切なのはいくら借りられるかではなく、いくら返せるかを基準に検討することです。
住宅ローン返済の35年間に、どのような支出があるかを考えましょう。
火災保険、固定資産税等の住宅関連費用だけじゃなく、子どもの教育費用、塾費用なども考慮しなければいけません。
全館空調はヒートショックもなく、快適かもしれません。
しかし、やがて子どもが独立し、人がいなくなった場合、空調費が余計にかかることは誰でも分かるはずです。
また、家族が最も多い時期に合わせて部屋を設ければ、やがて空室だらけになるでしょう。
そして、いつかは家じまいの時が来ます。
住宅は人が住めば資産ですが、人がいなくなれば負債ともいえます。
そんな先のことは考えられないとは言わず、今後のことを考えてできる範囲で想いを巡らせてみましょう。”
これは、とあるファイナンシャルプランナーの方が書かれていた記事なのですが、家づくりをする全ての方にご覧いただきたい内容だったので一部抜粋し掲載させていただきました。
この記事にも書かれている通り、家づくりをする時は気持ちが大きくなりがちだし、同時に金銭感覚も麻痺しやすくなります。
また、その増えた金額を簡単に住宅ローンでまかなえてしまうがゆえに、どうしても予算が膨らみがちにもなります。
返済も分割換算すると、それほど問題ないような感覚に陥ってしまうのも事実です。
しかし、覚えておいていただきたいことは、仕事や自分の体調は35年間保証されていないのに、ローンの返済だけは35年間確定してしまうということです。
この記事にも書かれている通り、欲求が先行してしまうと、部屋数も多くなり、それらの部屋も広くつくってしまいます。
また、いくつも住宅会社を回り、その説明を聞くと、誰もが優れた機能を有した設備を導入したくもなりますよね。
ですが、それらは全てコストとして反映され、その結果、あなたの日々の負担を増やしてしまうことに繋がりかねません。
今の収入がずっと維持されること、あるいは、段階的に増えていくことを前提として資金計画を立てられる方が多くいらっしゃいますが、今の社会を見渡した時、それは果たして保証されているのか?という視点でも考えてほしいと思っています。
と言うのは、今は少子高齢化の影響を受けて、税や社会保障の負担が徐々に増えていっています。
つまり、天引きされるお金が増えていっているというわけです。
給料が横ばいであれば、あなたの手取り金額はどんどん減っていき、多少、支給される給料が増えたとしても手取り金額はさほど増えないのが現実です。
そして、それに加えて、今のうちから老後資金までもコツコツと蓄えていかなければいけないのが私たち全員の抱える共通の問題です。
ですから、家づくりをする時は、予算という“現実”と、欲求という“夢”のバランスを上手く取りつつ計画を立てていただければと思います。
もちろん“夢”の部分は弊社は全力でお手伝いさせて頂きますが、少し先の将来の資金計画というものも視野に頂いて家づくりの今を大切にして頂きたいと思っています。
そして、そのためには家づくりの正しい知識を身につけ、コストを押し上げる要素だけじゃなく、コストを抑えられる要素もしっかりと知っていただきたいと思っています。
これからも弊社からお伝えできる家づくりのヒントをこのブログで紹介していきます。
ぜひ、目にとめていただき、少しでも家づくりのお役にたちたいと思っていますので、ご相談も含め、お問い合わせください。
お待ちしています!(^^)!
それでは、、、