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デザイン 2020.12.18

キッチン前カウンターと和室の共通点

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

やはり今年は大雪…?なのでしょうか。よくそう聞きますよね(^-^;

少しハラハラしています。

 

今回は合理的な家とは?です。みなさんの家族のかたちに合った家につい一緒に考えてみましょう。

 

一般的な家はもちろん、ここ最近建てられた賃貸アパートなどのキッチンはほとんどが対面式になっており、かつダイニング側にはキッチンカウンターが設置されています。

 

このカウンターをつくる一番の理由は、つくった料理をわざわざ回り込んでダイニングテーブルまで持っていく必要がなさそうだからだと思いますが、一体どれだけの方がその機能を充分に果たすために、カウンターの上に何もない状態を保つことが出来ているでしょう。

 

キッチンカウンターの現実

 

このカウンターの上には、ついつい何かを置いてしまいます。

何かを置くには丁度いい高さで目にも付きやすく、丁度いい場所だからです。

 

例えば、

調味料・食器・食品。コップなんかの定位置にもなりそうですね。

薬・洗剤・スプレー缶。絆創膏とか今だとマスクとかもあるかもしれませんね。

時計・手紙・アクセサリー。

それに子どもの細々としたもの。ヘアゴムやピンなんかも。

こういった小物全般ですよね。

 

ちょっと置いておこうと、置いてしまったが最後。

いつの間にかその上はちょうどいい物置となり、定着して何かが置かれ続け、結果、掃除もしにくくなり飛び散った水や油によってホコリが固まり、いつも汚れた不衛生な場所ともなってしまいます。

 

せっかくつくったのにこれでは、残念ですよね。

 

和室の使い方

 

そして、キッチンカウンターと同じような現象が起こる場所が“和室”です。

キッチンカウンター同様にその主たる用途として使うことがほとんどないからです。

 

それゆえ、せっかくつくったのに、ほとんど使わないもったいない部屋になるか、あるいはキッチンカウンター同様にただの納戸のように物置となってしまいます…

 

和室をつくる理由は、親御さんが泊まりに来た時のためや来客時の対応のため、そして、将来的に寝室として使うためなどが主ではないかと思います。

 

しかし、親御さんが泊まりに来るのは、1年のうちでどれくらいあるでしょう。

また、来客の頻度も頻繁でしょうか?

 

もし、1年で1・2回程度しかないのであれば、そのためだけにわざわざ和室をつくらずとも使ってない子ども部屋で寝てもらってもいいかもしれませんよね。

 

また、来客時はリビングに通せば済みますし、もし泊まっていくぐらいの間柄であれば、同じように子ども部屋で寝てもらえばいいですよね?

 

そして、この子ども部屋をもし1階につくることが出来るとしたら、宿泊場所として使いやすいだけじゃなく、日常的に子供たちも自分の部屋を使いやすいという良い面があります。

 

また、将来2階に上がるのが難しくなった時も子ども部屋を自分たちの部屋として使えるようになります。

子どもはやがて巣立っていくわけですしね。

 

このように合理的に家づくりを考えていけば、出来るだけ出費を抑えながらも使いやすい家をつくることが出来ます。

 

ということで、本当にその部屋は必要か?ということや、その使い勝手は実際どのようか、なども家づくりを計画する中で真剣に考えてみていただければと思います。せっかくつくった家がもったいないことになっては残念です。

 

結果的に必要ではなかったということになるかもしれない部屋に、無駄なコストを掛け、また知らず知らずの間に家事の手間がかかる家にもしていることに、気付いて頂けると思います。

今一度、考えてみてくださいね。

 

それでは!(^^)!…