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デザイン / 間取り 2020.08.04

子育て世代も平屋の方がいい理由

 

 

おはようございます。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

8月に入り、やっと鳥取も梅雨明けし、蝉の鳴く声も日に日に増してきましたね。

と、同時に子どもたちの夏休みもスタート!

長い休みにはもしかしたら大掃除をする時期には良いのでは?と思ったりもしています…。

掃除がしやすい家だったら気負いせずにできますよね。

今回も平屋についての内容です。掃除のしやすさも関係してきますよ。

 

そして、

子育て世代の方におたずねです♪

「あなたのお子さんは今、おいくつですか?」

 

家を建てられる方の多くが子育て世代であり、

弊社にいらっしゃるお客様も、

未就学児をお持ちの親御さんが数多くいらっしゃいます。

また、その中の約半分ぐらいの方が、

まだお子さんが生まれたばかりではないかと思います。

ローンを組むことを考えると、やはり自分が若いうちの方が良いと

思われたりもするのではないでしょうか。

 

となると、設計する上で、

1つの課題となってくることは、

“いかに子ども部屋を最初からずっと有効活用出来るものにするか?”

ということ。

 

そして同時に、自分たちがそうであったように、

子どもたちも、やがて家を出て行くわけなので、

“出て行った後その部屋をいかに有効活用出来るか?”

ということも考えておくことも非常に大切なことなのです。

 

家づくりでごく当たり前になっているコトの1つに、

“子供部屋は2階につくるものである”

という考え方があります。

 

しかし、実際のところは、

子どもたちは、2階につくってくれた

自分の部屋をうまく使うことが出来ません。

というより、全く使わないというのが

リアルな状況ではないでしょうか?

自分自身のことを振り返ってみても、学校から帰宅後や休みの日、

自分の部屋で長く過ごしたのは中学生の頃からだったような‥

(部屋があっても過ごしたいなって思うのも子どもによってもちがうのかも。)

 

というのも、いつも使うものを、

わざわざ2階まで持ち運びするのは面倒だし、

親から離れた場所で過ごしたがらないですよね。

私もそうでした。

 

結果、自分の部屋に片付けて欲しいモノが、

全てリビングやダイニングに置かれることになり、

本来いつもキレイでスッキリと保ちたい空間が、

子どものモノでごった返すことになってしまう・・・

いつも散らかっていてなかなか片付かない・・・

片付けても、片付けても、キリがない・・・

ということになってしまいます・・・

これが、悲しい現実です。

 

その点、最初から平屋を建てるつもりでいると、

子ども部屋は必然的に1階になるので、

2階につくった子ども部屋に比べて、

自分の部屋を使ってもらいやすくなるし、

自分の部屋に自分のモノを片付けてもらいやすくなります。

 

また、子どもたちが大きくなり、

やがて家を出て行った後も、

子ども部屋が2階にあるよりも1階にある方が、

なにかと使いやすいような気がしませんか?

 

部屋として使うにせよ、

収納として使うにせよ、

室内用の洗濯干場として使うにせよ。

1階にあることでぐっと部屋の利便性が変わりますよね。

 

ましてや、自分たちが歳をとり、

足腰が弱ってしまったとしたら、

2階にある部屋や収納は、

全く使わなくなる(使えなくなる)でしょう…

 

さらに、子ども部屋を1階につくったら、

親御さんが泊まりに来た時に必要だからという理由で、

よくつくられている和室もつくる必要がなくなると思いませんか?

 

親御さんが泊まっていくとしたら、

お子さんがまだ小さいうちでしょうし、

そんな時期は、お子さんは自分の部屋で寝ていないため、

その部屋で寝てもらえばいいからです。

 

となると、家づくりにかける余分なコストを

自然とカットすることが出来るようになるし、

同時に、家が小さくなった分、

掃除する場所も減り、

掃除の手間を減らすことも出来ますよね。

これって歳をとった時もうれしいですよね。

 

つまり

平屋は、建てたすぐはもちろん、

ずいぶん先の将来までずっと使いやすいという

ことをお分かりいただけたのではないかと思います。

 

ですから、もし敷地にゆとりがあるのであれば、

こういった観点からも、

2階建てありきで家を考えるのではなく、

まず平屋が建てられないか?

という風に考えていただければなと思っています。

 

次回も別の観点から平屋の良さについて

お伝えさせていただければと思います。

 

それではまた!(^^)!