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大切な予算 2020.12.03

住宅ローンの考え方 その2

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

今回も前回につづき、住宅ローンの考え方のポイントについてお話していきますね。

実際、借入先の銀行に相談をしてみるのが一番ですが、その前の予備知識として持っておいて、安心材料にして頂けたらと思っています。

 

住宅ローンには、変動型と固定型の商品がありますが、どっちが良くてどっちが悪いということはありません。

 

その理由は、変動にせよ、固定にせよ、やはりメリットとデメリットの両方があり、どのメリットを享受しどのデメリットを回避すべきなのかは、借りる人の状況によって異なるからです。

 

ですが、1つ言えることは、借りる人によって選ぶべきじゃない商品もあるということです。

 

例えば、自己資金がない(少ない)場合で、かつ土地から買わなければいけないとしたら絶対に変動金利型を選ぶべきではありません。

 

土地を買わなければいけない分、家づくりの予算が上がるため、自己資金が少ないと返済期間を長く設定せざるを得ないからです。

 

つまり、“金利上昇に伴う返済負担アップ”というリスクが回避出来る固定金利型を選ぶ方が、多少金利が高くとも良いと思っています。

 

しかし、金利が高くなれば、その分借り入れ出来る金額が減ってしまうし、固定型は変動型よりも初期経費が余分にかかるため家にかけられる予算がさらに減ってしまうのも事実です。

 

そのため、これを理由に多くの方が目先のことにとらわれてしまい、変動型の住宅ローンを選びがちになるのですが、このような選び方は間違っています。

その理由は、次からお伝えしますね。

 

65歳までに完済出来るように考える

 

基本的に住宅ローンは65歳までに完済することを前提として考えるべきです。

 

というのも、退職後の夫婦の最低生活費は、とてもじゃないけど年金だけでは足りないし、かつ、家賃やローン返済はこの中に含まれてないからです。

(※最低生活費は平均的な金額で225,000円程度と言われています)

 

例えば、仮にあなたの年齢が35歳だとしたら、出来れば、ローンの返済期間は30年で設定し、そこから逆算した予算で家づくりをすべきです。

 

そして、ローンだけで思い描く家づくりをするのが難しい場合は、不足分だけ自己資金を入れるようにするか、あるいは、自己資金が充分にないのであれば、予算を減らすことを選択し、家づくりをすべきです。

 

あなたとあなたの奥さんが死ぬまでずっと働き続けることさえ出来れば、少々オーバーローンになっても、やっていけないことはないかもしれません。

 

しかし、あなたや奥さんが体調を崩して働けなくなってしまったら?

あなたや奥さんが勤めている会社がなくなってしまったら?

親御さんの介護のために、あなたや奥さんが働けなくなってしまったら?

 

このように、この先何が起こるかは誰にも分かりません。

 

その部分の不安を少なくするためにも、現況との比較もしつつ、文字通り無理のないローンを組み、あなたにフィットした予算で家づくりをしていただければと思います。

 

少し厳しいことを言っている様ですが、家づくりでは、たくさんの思いや理想を抱いていただくことはとても大切ですが、なにより大切なことは、出来上がった家で心にゆとりを持ってずっと暮らし続けることです!

 

それでは、、、!(^^)!