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住宅ローンのこと 2020.11.26

住宅ローンの考え方

こんにちは。

「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。

 

今回は、唐突な質問から、

同じ金額を銀行から借りるとして、単純にその毎月の返済額が75,000円になるのと80,000円になるのでは、どちらを選びますか?

きっと75,000円になる方を選ばれますよね。

 

また、返済負担が高い80,000円を選んだ場合、家づくりにかけられる予算が75,000円の場合より数十万円減ってしまうとしたら、80,000円の返済の方を選びたいと思われる方はおられるでしょうか?

 

もちろん、その答えは、この質問を聞いただけであればわざわざ返済額が高い80,000円の方を選ぼうとする方は、絶対にいないですよね。

 

しかし、この条件に加えて、75,000円の方は返済金額が変わらないという保証がない(変動金利)のに対して、80,000円の方は返済金額がずっと変わらない(固定金利)という保証があるとしたら、あなたはどちらを選びたいですか?

 

この質問に対しての答えは、人によって異なってくると思います。

当たり前ですが、収入金額や準備出来る自己資金の金額、年齢や土地の有無、そして仕事の将来性などは、そのお施主さまごとで違いますからね。

 

ですが、仮にあなたが、返済金額や予算的な理由で目先の返済金額のことだけを考えて、安易に返済負担が安い住宅ローンを選ぼうとしているとしたら、少し要注意かもしれません。

 

例えば、あなたが考える毎月の返済額の限界が75,000円だとしたら、もちろん80,000円という選択はすべきではありません。

 

しかし、かといって目先の返済額の負担を軽くするために、単純に金利が安い変動型の住宅ローンを選ぶべきでもないと思います。

 

この場合、返済が安定する固定型の住宅ローンを選びつつも、毎月の返済を75,000円でおさめるように、家づくりの資金計画を行うべきです。

 

 

(ちなみに…住宅ローンの変動金利とは、一般的に半年ごとに金利が見直されるのが特徴です。一般的に住宅ローンの変動金利が固定金利よりも低い金利で設定されているのは、銀行からすれば、市場の金利が上がれば、住宅ローンの適用金利もあげることが出来るので、常に一定の利ザヤが確保でき、銀行にとってはリスクが少ないため、低い金利で貸し出することが出来るということです。)

 

そのためには、貯金を自己資金として入れるか、あるいは親御さんからの援助金を募ることで、借入額を少しでも減らすようにすべきです。

あるいは、それが難しいとしたら、家づくりの予算を削るべきです。

 

土地の予算や家の予算を、バランスよく圧縮しながらです。

 

また、この75,000円という返済額が、家計とのバランスを見ると、ギリギリの額で今後の生活ための充分な貯蓄していく余裕がなくなってしまうのというのも本末転倒となるため、この場合も家づくりの予算を削るべきです。

 

となると、もっと土地や家の予算を圧縮する必要があります。

 

そのためにも、土地に対する思い込みや常識は一旦横に置いておき、土地探し・土地選びをしていく目が必要になります。

 

また、同時に家に対する思い込みや常識も一旦横に置いておき、間取り計画を立てる必要もあります。

 

家を建てる時には、色々な知識や視点が必要です。

ただ、今のコトだけを考えて過ぎると、大切なことがないがしろになってしまうかもしれません。

少し先の将来のコトまで考え、資金計画を行い、ローンの種類を選び、その上で家づくりの計画を立てていくことが何より大事です。

 

それでは、、、また!(^^)!