「穴が空いている=弱い」という思いこみ
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
突然ですが、“お風呂場に置く椅子の真ん中には、なぜ穴が空いているのでしょう?”
1.お尻が椅子に引っ付きにくいから?
2.椅子に水が溜まりにくくなるから?
3.指が入れられて持ち運びしやすいから?
4.椅子とセットで使う桶が差し込めるから?
先日テレビをボーッと観ていると、このような内容が放送されていたので子どもたちと一緒に興味津々で観ていたのですが、この正解、分かりますか?
正解は!
先程の選択肢のどれでもなく、実は、、真ん中に穴を開けることで、強度を増しているとのことでした。
上からかかる荷重をうまく分散させているということのようです。
私も含めて、家族の誰1人もこの答えが分からなかったのですが、言われてみると、家づくりをしている私は確かにその通りだなと、感心しながらテレビを見ていました。
実は他にも身近なモノの中には、知らないだけで耐久性のためや工夫されているものがあるのかもしれないですね。
きっとどんなモノにも最初に思いついた人がいると思うのですが、すごいですよね。
✔中庭って耐震的には悪いんじゃないですか?
椅子の真ん中に穴が空いているってなると、強くなるというより逆にグラグラして弱くなるのではないかと普通は考えてしまいますよね。
それは…
“中庭”があるお家は、耐震性が悪いのではないか?
と、思ってしまうのと同じように。。
しかし、このお風呂の椅子同様に、“中庭”があるお家も耐震性が悪いのか?と言うと全くそうではないんです。
というのも、中庭をつくることで、プライバシーを守りながら、室内にたっぷり光を採り込めるようになるので、結果的に家の外周部に、大きな窓を設置する必要がなくなり、柱と壁をたくさんつくることが出来るからです。
そして、さらにはどの部屋にいても木々の緑やお花が見えるの、とっても素敵だと思いませんか?
夜のライトアップなんて何だか忙しい日常を忘れるひと時を演出してくれそうですよね。
つまり、家の外周部に、柱や壁がたくさん出来ることになるので、構造が安定し、耐震性が高くなるというわけです。
✔耐震性をアップさせるための工夫
また、より耐震性に優れた家にするために、基本2階をつくらないようにしています。
2階をつくれば、2階からの荷重がかかるようになるし、2階部分は1階部分に比べて風の抵抗や車両通行による揺れの影響を受やすくなるからです。
それゆえ、敷地にゆとりがある限り、出来るだけ1階に部屋を配置するようにしています。
つまり、家の基本を“平屋”から始めていき、敷地におさまりきらなかった場合のみ、2階に載せていくという考え方で設計プランをつくっていきます。
2階により多くの部屋をつくってしまうと、2階が重くなってしまい単純に耐震性が悪くなっていってしまいます。
細かい仕切りが多くなり、柱や壁が増えてしまいがちな2階に対して、その1階部分にLDKという大空間をつくるとなると、柱や壁が少なくなりがちな上、より多くの光を採りこむために、大きな窓をつくってしまいやすく、さらに柱や壁が減ってしまいがちだからです。
また、2階建ては、間取りにたくさんの規制が出来てしまうし、変な場所に壁や柱が出来てしまうということもあります。
その点、出来るだけ1階だけで家をつくるようにすれば、耐震面を心配することなく、採光的にも、プライバシー的にも、防犯的にも優れた、より暮らしやすいお家がつくりやすくなります。
もちろん、家の外観も、カッコよく、お洒落に。
弊社はカッコイイ≠住みにくいを実現しています。
そんな住まいをお知りになりたい方は、ぜひ弊社にご連絡ください。
いつでも、ご案内させていただきます!(^^)!
それでは、、、