「節約」だけじゃなく「節税」の意識も必要
こんにちは。
「シンプルノート 鳥取スタジオ」です。
“日本ではここ数十年、
税と社会保険料の負担が増え続けています。
朝日新聞の2018年6月3日の記事による試算によれば、
一般の働く世帯の1ヶ月あたりの税と社会保険料の負担は、
平成の30年間で約34,000円も増加。
上昇率は36%、年間換算では約40万円になります。
加えて、物価も上がりました。
平成の約30年間の推移で見る限り物価はすでに1割上昇。
税と社会保険料の負担増と合わさり、
一般世帯からどんどん現金が流出する流れが
顕著になっています。
深刻なのは、これだけの高負担を
国民に強いているにもかかわらず、
国の財政が悪化し続けていることです。
国の借金総額は約1100兆円という
途方もない額まで膨らみました。
それにより、今後さらに
税と社会保険料の負担が増える可能性は
極めて高いと考えられます。”
なんとも暗い話から始めてしまった今回の内容ですが、この記事に書かれた問題は私自身も含め、全ての方にとって切っても切り離せないことでもあり、
これから家づくりをするにあたっては、この問題と向き合いながら資金計画を立て、家づくりの予算を考えなければいけません。
✔「節約」は当たり前。「節税」を意識する時代。
税と社会保険料の負担増が止まらない時代を生き抜いていくためには、自分自身で準備し、自力でその流れに対抗するしかありません。
そして、そのためにまずすべきことは「節約」です。
例えば、購入する車の費用を抑える、外食の頻度を減らす、嗜好品を我慢する、などがありますが、
家づくりにかける費用もまた節約すべき1つです。
みんなが、掛けているからといって、自分も同じように家づくりにお金を掛けてしまうと、30年後、非常に苦しい生活を強いられる可能性がグンと高くなるかもしれません。
そこで大事なことは、家づくりをする前に、自分たちの経済的状況に合わせた資金計画を練っておくということです。
もちろん“周りの話に振り回されることなく”です。
また、これからは、誰しもがお金を増やすものと言う意識をもって「節税」をする必要があります。
家を建てると適用となる「住宅ローン控除」ですし、家族みんなの病院や薬局でかかった費用に応じて税金が安くなる「医療費控除」などです。
(住宅ローン控除については、新型コロナウィルス感染症の影響で期限内に入居できない方への適用要件の弾力化も国会で成立しています。)
また、個人型確定拠出年金のiDeCoなども掛金が全額所得控除となるため、誰もが利用すべき制度だと思います。
この他、NISAや積立NISAなどもあります。
どうしても投資に対するネガティブな先入観から多くの方が敬遠しがちですが、キャピタルゲイン(売買差益)から発生する約20%の税金が非課税になるので、前向きに利用すべき国の制度です。
以前は銀行に預金として預けるという手段もありましたが、現在は銀行にお金を預けていても全く増えないため、銀行に預ける意味がほとんど全くないと言っても過言ではありません。
一方で、先程のような制度を知り、積極的に利用すれば高いリスクを取ることなく、着実にお金を増やすことが出来ます。
ということで、さらに厳しくなっていく未来を、決して甘く見積もることなく、現在と並行して未来のことまで考えながらファイナンシャルプラン(具体的な資産運用・財産形成の計画)を立てていただければと思います。
家の居住年数も長期にわたります。それと一緒に資産の運用についても中~長期で考えていくと良いですよね。
その上で家づくりをしていただければ、より安心して臨んでいただけると思います。
それでは、、、